ANTEC NE1000G M ATX3.0

電源ユニットの電力変換効率を示す認証機能です。この認証があることで、無駄になる電力（熱）が少なく、より多くの電力をパソコンの各パーツに安定して供給できます。結果として、電気代の節約につながるだけでなく、発熱が抑えられるため、パソコン全体の冷却効率向上にも貢献します。特に、電力消費の大きいゲーミングPCやクリエイター向けPCでは、この効率の高さが重要視されます。高効率な電源は、長期的に見てパソコンの安定動作と省エネルギーに貢献します。

必要なケーブルだけを接続できる方式の機能です。電源ユニット本体には、使用するケーブルのみを取り付けるため、PCケース内の配線が非常にすっきりします。これにより、エアフローが改善され、各パーツの冷却効果を高めることができます。また、ケーブルの取り回しが容易になるため、PCケースの組み立てやメンテナンス作業が格段にしやすくなります。特に、サイドパネルが透明なPCケースを使用する場合、見た目の美しさにも貢献します。

冷却ファンを搭載せず、自然対流による放熱を行う設計の機能です。ファンがないため、運転中の動作音が一切発生しません。静音性を最優先するユーザーや、映画鑑賞、音楽制作など、静かな環境でPCを使用したいユーザーに最適です。また、ファンがないことで、故障の原因となる部品が一つ減り、長期的な信頼性の向上にもつながります。ただし、熱設計が重要となるため、基本的には低負荷での使用や、十分なエアフローが確保されたPCケースとの組み合わせが推奨されます。

低負荷時にファンを停止させ、無音で動作する機能です。パソコンに高い負荷がかかっていないアイドル時や軽作業時にはファンが回転しないため、静かな環境を維持できます。ゲームや動画編集など、高負荷時には自動的にファンが回転し、適切な冷却を行います。静音性と冷却性能のバランスを取りたいユーザーに適しています。PCケース内の温度に応じてファンの回転数を細かく制御する機能も含まれる場合があります。

電源ユニット内部で、メインの電圧から各パーツに必要な電圧を生成する際に、より効率的で安定したDC-DCコンバーター回路を採用している機能です。これにより、各電圧レール（+12V、+5V、+3.3Vなど）の電圧変動を最小限に抑え、パソコンの各パーツへ非常に安定した電力を供給できます。特に、CPUやグラフィックカードなど、電力要求が厳しく安定性を求めるパーツにとって、この機能はシステムの信頼性とパフォーマンスの向上に直結します。オーバークロックを行うユーザーにも推奨されます。

過電圧、過電流、短絡（ショート）など、異常な電力供給からパソコンの各パーツを保護するための回路を複数搭載している機能です。万が一、電源ユニットに異常が発生した場合でも、接続されているマザーボードやグラフィックカードなどの高価なパーツを破損から守ります。これにより、予期せぬ故障による損害を最小限に抑え、長期的に安心してパソコンを使用することができます。信頼性の高い電源ユニットには、これらの保護回路が網羅されていることが一般的です。