エンゲルス ノートカウンター 紙幣計算機 偽造券判別機 EUV-750

本製品は「異金種混在での合計金額計算は出来ません」と明記されており、計数中に異なる金種の紙幣が混入してもそれを検知する機能は搭載されていません。このため、事前に紙幣を金種ごとに仕分ける作業が必要となり、複数の金種を同時に扱う業務では手作業による確認の手間が発生します。正確な金種管理や効率的な現金処理を求める場合は、この機能の欠如が大きな制約となるでしょう。

本製品には「偽造券判別機」として偽造券発見機能が搭載されています。これにより、計数中に偽造の可能性がある紙幣を検知し、警告を発することが可能です。ただし、紫外線（UV）のみの検知なのか、磁気（MG）や赤外線（IR）など複数の方式を組み合わせた多重検知なのか、具体的な検知方式や精度に関する詳細情報は提供されていません。基本的な偽造券対策としては有効ですが、最新の高度な偽造紙幣への対応力は限定的である可能性があります。

製品情報にはバッチカウント機能に関する明確な記載がありません。紙幣を置くだけで自動的にカウントを開始する「フルオート機能」はありますが、指定した枚数ごとに計数を停止させたり、札束を自動で作成したりする機能は期待できません。そのため、銀行への入金準備やレジの釣銭準備などで、決まった枚数ごとに紙幣をまとめる作業は手動で行う必要があり、作業効率が低下する可能性があります。

「フルオート機能」により紙幣を置くだけで自動的にカウントが開始されることから、複数回に分けて計数した紙幣の合計枚数を自動的に加算して表示する機能は搭載されていると推測されます。これにより、一度にセットしきれない大量の紙幣を数える際や、複数の計数結果を合算する際に、手動での計算ミスを防ぎ、効率的な集計作業をサポートします。基本的な計数作業において非常に便利な機能です。

本製品は「異金種混在での合計金額計算は出来ません」と明記されており、計数した各金種の枚数から自動で合計金額を算出・表示する機能は搭載されていません。このため、金種ごとの枚数を個別に確認し、手動で合計金額を計算する必要があります。日々の売上集計や現金の整理作業において、計算ミスが発生するリスクがあり、作業時間も長くなる可能性があります。金額計算を自動化したい場合は、この機能の欠如が大きなデメリットとなります。