MARSHAL HDD TOWER 4 MAL-3035SBKU3

本製品はHDDケースであり、自動バックアップ機能は搭載していません。この機能は通常、外付けHDDに付属するソフトウェアや、OSの標準機能（Windowsのファイル履歴やmacOSのTime Machineなど）、または別途バックアップソフトウェアを導入することで実現されます。本製品自体がデータ管理ソフトウェアを提供しないため、ユーザー自身でバックアップ戦略を立て、適切なツールを設定する必要があります。データの安全性を確保するためには、定期的な手動バックアップや、OSの自動バックアップ機能の活用を強く推奨します。

本製品はPCの電源と連動して、自動的にHDDの回転を停止させる機能を搭載しています。これにより、PCの電源がオフになるとHDDも自動的に停止し、無駄な電力消費を抑えることができます。また、HDDの不要な稼働時間を減らすことで、ドライブの寿命延長にも寄与します。PCの起動時にはHDDも自動的に起動するため、手動で電源を操作する手間が省け、利便性が向上します。省エネとHDD保護の両面でメリットのある重要な機能です。

本製品はHDDケースであり、ハードウェアレベルでのデータ暗号化機能は搭載していません。データ暗号化は、通常、OSの機能（WindowsのBitLockerなど）や、HDD自体に搭載された自己暗号化機能、または別途暗号化ソフトウェアを利用することで実現されます。機密性の高いデータを保存する場合や、万が一の紛失・盗難に備える場合は、OSの機能やサードパーティ製ソフトウェアを用いて、ユーザー自身でデータを暗号化する対策を講じる必要があります。本製品単体ではデータ保護の機能は提供されません。

本製品はHDDケースであり、HDDの状態を詳細に監視し、故障の兆候を事前に知らせるような高度な状態監視機能は搭載していません。HDDの温度やS.M.A.R.T.情報などを監視するには、OSのツールや別途監視ソフトウェアを利用する必要があります。ただし、冷却ファンを搭載しているため、過度な発熱によるHDDへの負荷は軽減されます。LEDインジケーターでHDDのアクセス状況は確認できますが、詳細な健康状態を把握するためには、ユーザー自身で監視ツールを導入することが推奨されます。

本製品は直接的に複数のパソコンでHDDを共有するネットワーク機能（NAS機能など）は搭載していません。USBまたはeSATAケーブルで接続された1台のPCからのみアクセスが可能です。複数のPCでデータを共有したい場合は、本製品を接続したPCをファイルサーバーとして設定するか、本製品をNAS（ネットワークアタッチトストレージ）として機能させるための別途機器やソフトウェアが必要になります。本製品はあくまでPCに直接接続する外付けストレージケースとして設計されています。

本製品には、各HDDのアクセス状況を示すLEDインジケーター（アクセスランプ）が搭載されています。これにより、どのHDDが現在データの読み書きを行っているかを視覚的に確認することができます。HDDが正常に動作しているか、データ転送が進行中であるかなどを一目で把握できるため、ユーザーにとって非常に便利な機能です。特に複数のHDDを搭載している場合、個々のドライブの状態を把握する上で役立ちます。