Behringer X-TOUCH MINI

ベロシティ対応機能は搭載されていません。そのため、パッドを叩く強さによって音量や音色を変化させることはできません。より表現力豊かな演奏をしたい場合は、ベロシティ対応のMIDIコントローラーを検討する必要があります。ベロシティに対応していないため、ダイナミックな演奏表現は難しいですが、価格を抑えたい方にはおすすめです。

オクターブシフト機能は搭載されています。これにより、本体の鍵盤数が少なくても、高音域や低音域の音を出すことができます。例えば、ベースラインを演奏する際に、オクターブを下げて低い音域にアクセスしたり、メロディーを演奏する際にオクターブを上げて高い音域にアクセスしたりすることができます。ただし、上位機種に比べると、オクターブシフトの範囲が狭い場合があります。

サスティンペダル接続機能は搭載されていません。そのため、ピアノのような音の伸びや響きを表現することができません。サスティンペダルを使用したい場合は、サスティンペダル端子を搭載したMIDIコントローラーを選ぶ必要があります。サスティンペダルが使用できないため、ピアノ演奏には向きませんが、他の楽器の演奏や、エフェクトのコントロールには十分活用できます。

ピッチベンド機能は搭載されていません。そのため、音程を滑らかに変化させることはできません。ギターのチョーキングのような効果や、シンセサウンドに独特の表現力を与えることは難しいです。ピッチベンド機能が必要な場合は、ジョイスティックやホイールを搭載したMIDIコントローラーを選ぶ必要があります。

モジュレーション機能は搭載されていません。そのため、音色にビブラートやトレモロなどの変化を加えることはできません。シンセサイザーの音作りや、より個性的なサウンド表現は難しいです。モジュレーション機能が必要な場合は、モジュレーションホイールやタッチストリップを搭載したMIDIコントローラーを選ぶ必要があります。

トランスポーズ機能は搭載されています。これにより、演奏する曲のキーに合わせて、鍵盤全体の音程を簡単に変更できます。例えば、自分の声域に合わせてキーを調整したり、他の楽器との音程を合わせたりすることができます。ただし、上位機種に比べると、トランスポーズの範囲が狭い場合があります。