GoPro HERO5 Session CHDHS-501-JP

HERO5 Sessionは先進的なビデオ安定化機能を搭載しており、ある程度の手ブレを軽減できます。しかし、最新のGoPro機種に搭載されているHyperSmoothのような強力な手ブレ補正機能はありません。そのため、激しい動きのあるシーンでは、映像にブレが残る可能性があります。より滑らかな映像を求める場合は、ジンバルなどの外部アクセサリーの使用を検討する必要があります。ただし、小型軽量なHERO5 Sessionの利便性を損なわない範囲で、手軽に手ブレ補正を利用できる点は評価できます。

HERO5 Sessionは、ハウジングなしで10mまでの防水性能を備えています。雨天時や水辺での撮影、シュノーケリングなどのアクティビティで安心して使用できます。ただし、より深い水中での使用や、水圧の高い環境下での使用は推奨されません。また、海水で使用した後は、真水でしっかりと洗浄し、乾燥させる必要があります。防水性能は経年劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。

HERO5 Sessionはタイムラプスビデオとタイムラプス静止画の撮影が可能です。一定間隔で撮影した静止画を繋ぎ合わせることで、長時間の変化を短時間で表現できます。日の出や雲の動き、植物の成長などを記録するのに適しています。撮影間隔は0.5秒から60秒まで設定可能です。ただし、タイムラプス撮影中はバッテリーを消費するため、長時間の撮影には外部電源が必要となる場合があります。

HERO5 Sessionには専用のスローモーション機能はありませんが、高フレームレートで撮影することで、編集時にスローモーション映像を作成できます。1080p/90fpsまたは720p/120fpsで撮影し、編集ソフトで再生速度を調整することで、滑らかなスローモーション映像を実現できます。一瞬の動きを詳細に捉えたい場合に有効ですが、専用機能に比べると画質が低下する可能性があります。

HERO5 SessionはWi-FiとBluetoothに対応しており、スマートフォンアプリと連携できます。アプリを使用することで、カメラの遠隔操作、撮影した映像の確認、設定の変更などが可能です。撮影後すぐにスマートフォンに映像を転送し、SNSにアップロードすることもできます。ただし、Wi-Fi接続中はバッテリーを消費するため、長時間の使用には注意が必要です。また、接続に時間がかかる場合や、エラーが発生する場合があります。

HERO5 Sessionは音声コントロールに対応しており、「GoPro、写真」や「GoPro、ビデオスタート」などの音声コマンドでカメラを操作できます。手を離せない状況でも、音声で撮影を開始したり、モードを変更したりできます。ただし、騒がしい場所では音声認識がうまくいかない場合があります。また、音声コントロールを使用するとバッテリーを消費するため、使用頻度に応じてON/OFFを切り替えることを推奨します。