アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) オートフィードシュレッダー AFS320C

この製品には自動細断機能が搭載されています。A4コピー用紙を最大320枚までセット可能で、スタートボタンを押すだけで自動的に細断を開始します。手差しでの細断も可能で、最大6枚まで細断できます。大量の書類を処理する際に非常に便利な機能ですが、紙詰まりが発生しやすい点には注意が必要です。特に、複数枚の紙が重なった状態や、クリップやホッチキスが付いたままの紙を投入すると、紙詰まりの原因となります。紙詰まりが発生した場合は、手動で取り除く必要があります。

この製品には満杯センサー機能は搭載されていません。ダストボックスが満杯になると、自動的に運転を停止する機能はありません。そのため、定期的にダストボックスの容量を確認し、満杯になる前にゴミを捨てる必要があります。ダストボックスの容量は53Lで、A4コピー用紙約960枚を収容できます。ゴミ捨ての頻度を減らすことができますが、放置するとシュレッダーの故障につながる可能性があるため、注意が必要です。

この製品には自動逆転機能が搭載されています。紙詰まりが発生した場合、自動的にカッターが逆回転し、紙を取り除く機能です。紙詰まりによる故障や中断を防ぎ、スムーズに作業を継続できます。ただし、完全に紙詰まりを防げるわけではありません。紙の種類や量によっては、自動逆転機能でも取り除けない場合があります。その場合は、手動で紙を取り除く必要があります。

この製品はマイクロカットに対応していません。クロスカット方式を採用しており、細断サイズは約4×10mmです。個人情報保護の観点からは一定の効果が期待できますが、より高いセキュリティレベルを求める場合は、マイクロカット方式のシュレッダーを検討する必要があります。マイクロカットは、クロスカットよりもさらに細かく紙を細断するため、復元が困難になります。機密性の高い情報を扱う場合は、マイクロカットシュレッダーの使用をおすすめします。

この製品は、紙だけでなく、CD/DVDやカード類も細断可能です。不要になったメディアをまとめて処分できるため、個人情報の漏洩を防ぐことができます。ただし、CD/DVDやカード類を細断する場合は、手差しで行う必要があります。また、メディアの種類によっては、細断できないものもあります。例えば、硬質プラスチック製のカードや、厚みのあるメディアは、故障の原因となる可能性があるため、避けるようにしてください。

この製品は静音設計を謳っていますが、具体的な騒音レベルは公表されていません。実際に使用してみると、作動音は比較的静かですが、全く音がしないわけではありません。特に、大量の紙を一度に細断する場合は、ある程度の騒音が発生します。オフィスで使用する場合は、周囲の環境に配慮する必要があります。静音性を重視する場合は、より静音性に優れたモデルを検討することをおすすめします。