ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Purple 8TB WD80PURZ

ディスク暗号化機能は搭載されていません。セキュリティを重視する場合は、OS標準の暗号化機能や、市販の暗号化ソフトウェアの利用を検討する必要があります。BitLocker（Windows）、FileVault（macOS）などのOS標準機能は手軽に利用できるためおすすめです。

S.M.A.R.T.（Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology）は、HDDの状態を自己診断し、異常を検知する機能です。WD Purple WD80PURZはS.M.A.R.T.に対応しており、専用のソフトウェアを使用することで、HDDの温度、エラー率、使用時間などの情報を確認できます。故障の予兆を早期に発見し、データ損失のリスクを低減できます。

WD Purple WD80PURZは、監視システムでの利用を想定して設計されており、振動や騒音を抑制する機能が搭載されています。PC向けHDDと比較して、動作音は比較的静かです。ただし、完全に無音というわけではありません。設置場所やPCケースの構造によっては、振動音が気になる場合があります。

WD Purple WD80PURZは、低消費電力設計が採用されており、省電力モードにも対応しています。ただし、PC向けHDDと比較して、消費電力が特に優れているというわけではありません。より省電力を重視する場合は、SSDの利用を検討する方が良いでしょう。

WD Purple WD80PURZは、RAID（Redundant Array of Independent Disks）に対応していません。RAID環境を構築する場合は、RAID対応のHDDを選択する必要があります。ただし、PCで使用する場合は、RAIDを構築するメリットは少ないため、特に気にする必要はありません。

WD Purple WD80PURZは、書き込みキャッシュ機能を搭載しています。ただし、キャッシュ容量は64MBと、PC向けHDDと比較して少なめです。そのため、大容量ファイルの書き込み速度は、PC向けHDDに劣る場合があります。キャッシュ容量は、HDDのパフォーマンスに影響を与える重要な要素の一つです。