Arteck Arteck 2.4G ワイヤレスキーボード HW086

本製品は2.4Gワイヤレス接続方式を採用しており、付属のUSBレシーバーをパソコンに挿すだけで使用できます。ドライバのインストールは不要で、最大10mの範囲で無線接続が可能です。ケーブルがないため、デスク周りがすっきりし、キーボードを自由に配置できる点がメリットです。ただし、一部スタッフレビューにはPCがスリープ状態から復帰した際に、接続が不安定になる、または再接続が必要になる場合があるとの指摘も見られます。

本製品は1つのUSBレシーバーに対して1つのデバイスを接続する方式のため、マルチペアリング機能は搭載されていません。複数のパソコン、タブレット、スマートフォンなどを頻繁に切り替えて使用したい場合には、その都度レシーバーを差し替えるか、別のキーボードを用意する必要があります。主に1台のPCで利用する方向けのシンプルな製品です。

キースイッチにシザーズ方式、キーにロープロファイルを採用しており、一般的なメンブレン方式と比較すると打鍵音は控えめです。製品説明には「静穏タイプのキー」と記載されており、図書館や深夜など、周囲に配慮したい環境での使用にもある程度適しています。しかし、スタッフレビューには「カチカチ音が少し気になる」という意見もあるため、完全に無音ではありません。感じ方には個人差がある点にご留意ください。

本製品に防滴機能や防水機能は搭載されていません。製品説明には「キーボードに水をかけたり、濡れた手でキーボードを操作したりしないでください」との注意書きがあります。うっかり飲み物をこぼしたり、湿気の多い場所で使用したりすると故障の原因となる可能性があるため、使用場所や取り扱いには十分な注意が必要です。最上位製品のような水洗いできる機能はありません。

キーボード上部には、音量調整（ミュート、小、大）、再生/一時停止、早送り、巻き戻しなどのメディアコントロールに加えて、コピー、ペースト、検索などのショートカットキーが配置されています。これらの機能により、音楽や動画の操作、基本的な編集作業などをマウスを使わずにキーボードから直接行えます。作業効率の向上に役立つ便利な機能です。

キー自体が光るバックライト機能は搭載されていません。照明が十分に確保されている場所での通常使用を想定した製品です。暗い場所でのタイピングが多い方や、キーを見ながら入力する習慣がある方には、バックライト搭載モデルの方が適しています。シンプルな機能で価格を抑えているモデルです。

キーボードの底面に、タイピング角度を調整するための折りたたみ式スタンドは搭載されていません。本体自体に緩やかな傾斜がついていますが、角度を変更することはできません。固定された角度での使用となります。好みに合わせて細かく角度を調整したい方には不向きです。