CASIO(カシオ) Privia PX-770BK ブラックウッド調

本製品は「3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤II」や「ハンマーレスポンス」により、グランドピアノの鍵盤の重さや発音タイミングの違いを再現していますが、ユーザーが任意で鍵盤の重さやタッチ感を調整する機能については明記されていません。鍵盤の特性として、低音域ほど重く、高音域ほど軽くなるグランドピアノの特性はシミュレートされていますが、個別の調整機能は搭載されていないようです。より細かなタッチのカスタマイズを求める場合は、この点が考慮事項となります。

本製品には、内蔵曲に合わせて鍵盤が光り、演奏をガイドする機能は搭載されていません。ただし、スマートデバイス用アプリ「Chordana Play for Piano」と連携することで、アプリ画面上で次に弾く鍵盤を視覚的に確認できる「ピアノロール」機能を利用できます。鍵盤自体が光るわけではないため、視覚的なガイドを直接鍵盤上で求める初心者の方には、この点が物足りなく感じられる可能性があります。

本製品にはヘッドホン端子が搭載されており、夜間や周囲に音を気にせず練習することが可能です。これにより、集合住宅にお住まいの方や、家族が寝静まった後でも、自分の演奏に集中して練習に取り組むことができます。ヘッドホンを使用することで、内蔵スピーカーの音質とは異なる、よりクリアで没入感のあるサウンド体験も期待できます。商品情報に直接的な記載はありませんが、電子ピアノの標準機能として備わっていると判断できます。

本製品は「MIDI録音 / 再生機能」を搭載しています。これにより、自分の演奏を録音し、後から再生して客観的に聴き返すことが可能です。演奏の改善点を発見したり、練習の成果を確認したりするのに非常に役立ちます。また、片手ずつの練習や、オーケストラ伴奏とのアンサンブル練習など、様々な練習方法に応用できます。MIDIデータとして録音されるため、後からテンポや音色を変更するといった編集の自由度も高いです。

本製品には、ピアノ音色だけでなく、パイプオルガンやストリングス、ベース音色など、合計19種類の音色が内蔵されています。これにより、様々なジャンルの曲を演奏したり、曲の雰囲気に合わせて音色を変えたりすることで、演奏の幅を広げ、より豊かな音楽表現を楽しむことができます。音色を重ねて演奏できる「レイヤー機能」や、低音域と高音域で音色を分けられる「スプリット機能」も搭載されており、多彩なサウンドメイクが可能です。

本製品にはメトロノーム機能が内蔵されており、正確なリズム感を養うための練習に活用できます。一定のテンポに合わせて練習することで、演奏の安定性を高め、リズムのずれを修正するのに役立ちます。テンポの調整も可能なので、初心者の方から上級者の方まで、自分のレベルや練習曲に合わせて柔軟に設定できます。基礎練習から応用練習まで、幅広いシーンで活躍する基本的ながら重要な機能です。