Logicool(ロジクール) ヘッドセット H111R

Logicool H111Rには、物理的なマイクミュートボタンは搭載されていません。ソフトウェア上でミュート操作を行う必要があります。オンライン会議中に急なミュートが必要な場合は、PC画面での操作が必要になるため、とっさの対応には不向きです。ただし、WindowsやmacOSには標準でミュート機能が備わっており、ショートカットキーを設定することで、素早くミュート操作が可能です。

Logicool H111Rには、自己音声モニタリング機能は搭載されていません。自分の声の聞こえ具合を確認しながら会話することはできません。そのため、相手に適切な音量で話せているか不安になることがあります。WindowsやmacOSには、自己音声モニタリング機能を提供するソフトウェアも存在しますが、別途インストールする必要があります。

Logicool H111Rには、インラインコントローラーは搭載されていません。音量調整やマイクミュートは、PC側のソフトウェアで行う必要があります。そのため、ゲームやオンライン会議中に、とっさに音量を調整したい場合や、マイクをミュートにしたい場合には、若干の操作が必要になります。頻繁に音量調整やマイクミュートを行うユーザーにとっては、不便に感じるかもしれません。

Logicool H111Rはノイズキャンセリングマイクを搭載しており、周囲の騒音をある程度低減できます。しかし、高度なノイズキャンセリング機能と比較すると、性能は限定的です。騒がしい環境下での使用では、相手に多少の環境音が伝わる可能性があります。静かな環境での使用や、騒音レベルが低い場所での使用に適しています。

Logicool H111Rのイヤーパッドは、通気性の高い素材は使用されていません。長時間の使用では、イヤーパッドが蒸れて不快に感じる場合があります。特に、夏場や気温の高い環境下での使用には注意が必要です。適度な休憩を挟み、イヤーパッドの通気を促すことが推奨されます。

Logicool H111Rはヘッドバンドの長さを調整可能で、自分の頭のサイズに合わせて調整できます。これにより、ある程度のフィット感を得られますが、上位モデルに比べると調整の自由度は高くありません。ヘッドバンドの調整範囲が限られているため、頭のサイズが極端に大きい、または小さいユーザーには、最適なフィット感が得られない場合があります。