アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) シュレッダー P8GC アイボリー

本製品には、紙を投入口に入れるだけで自動的に細断を開始する「自動細断機能」の記載がありません。通常、手動で電源をオンにし、紙を投入することで細断が開始されるタイプと考えられます。この機能がないため、連続して大量の書類を処理する際には、一枚ずつ手動で投入する必要があります。自動細断機能は、特に大量の書類をまとめて処理する際に作業効率を大幅に向上させるため、この機能が必要な場合は他の製品を検討することをおすすめします。

本製品には、ダストボックスが満杯になった際に自動で運転を停止する「満杯センサー機能」の記載がありません。そのため、ダストボックスの細断くずの量を定期的に目視で確認し、溢れる前に手動でゴミを捨てる必要があります。この機能がないと、細断くずが溢れて機械の故障や周囲の汚れに繋がるリスクがあるため、注意が必要です。特に、細断作業に集中しているとゴミの量を見落としがちになるため、こまめな確認を心がけることが重要です。

本製品には、紙詰まりが発生した際に自動で逆回転して紙を取り除く「自動逆転機能」の記載がありません。紙詰まりが発生した場合は、手動で逆転スイッチを操作するか、電源を切って紙を取り除く必要があります。この機能がないと、紙詰まりの解消に手間がかかり、作業の中断時間が長くなる可能性があります。紙詰まりはシュレッダーの故障原因にもなり得るため、投入枚数や紙の種類に注意し、無理な細断を避けることが重要です。

本製品の細断方式は「クロスカット」と明記されており、より細かく裁断する「マイクロカット機能」は搭載されていません。クロスカットでも十分なセキュリティは確保できますが、マイクロカットはさらに細かく紙を裁断するため、情報漏洩のリスクを極限まで低減したい場合に有効です。一部のスタッフレビューで「マイクロクロスカット」の言及がありますが、これは製品のバリエーション（スタイル）によるものか、誤認の可能性があります。最高レベルのセキュリティを求める場合は、マイクロカット方式の製品を選ぶことをおすすめします。

本製品は紙の細断に特化しており、CDやDVD、クレジットカードなどの「メディア細断機能」は搭載されていません。スタッフレビューでも「カードもDVDもカット出来たらいいのにな〜」というコメントがあり、この機能がないことが確認できます。不要になったメディアを処分する際には、別途ハサミなどで物理的に破壊するか、メディア細断機能を持つ別のシュレッダーを用意する必要があります。個人情報が記録されたメディアの処分も考えている場合は、この機能の有無を重要な検討ポイントとするべきです。

本製品は「静音設計機能」を搭載していません。スタッフの騒音レベル計測では最大84.2dBという数値が出ており、これは地下鉄の車内レベルに相当する大きな作動音です。多くのスタッフレビューでも「音がかなりうるさい」「掃除機くらい」といった指摘があり、静かな環境での使用には適していません。特に夜間や早朝、または静かなオフィスや書斎で使用する際には、周囲への配慮が必要となります。作動音を気にせず使用したい場合は、静音性を重視した他の製品を検討することをおすすめします。