BODUM(ボダム) BISTRO ビストロ 電気ケトル ダブルウォール 1100ml 11659-01JP

このケトルは、60℃から沸騰（100℃）までの範囲でお好みの温度に設定してお湯を沸かすことができます。例えば、緑茶には約70〜80℃、粉ミルクには約70℃、コーヒーには90℃前後など、飲み物や用途に合わせて最適な温度のお湯を用意できます。これにより、素材本来の風味を損なうことなく、より美味しく味わうことが可能です。ただし、最上位機種のような1℃単位での細かい設定はできませんが、主要な温度帯には対応しています。タッチダイヤルで簡単に温度設定ができるため、操作に迷うことも少ないでしょう。

設定した温度で最大30分間、お湯を温かく保つことができる機能です。一度お湯を沸かしておけば、短い時間内に続けてお湯を使いたい場合でも、再沸騰させる手間や電力を節約できます。読書や作業の合間に温かい飲み物を楽しみたい時や、家族が時間をずらしてお湯を使う際などに便利です。ただし、保温時間は30分と比較的短めです。長時間の保温が必要な場合は、ポットタイプを検討するか、都度再加熱が必要になります。

このケトルに蒸気セーブ機能は搭載されていません。お湯を沸騰させる際には、一般的な電気ケトルと同様に蒸気が発生します。そのため、設置場所によっては壁や家具が蒸気で湿気を帯びたり、結露が発生したりする可能性があります。特に湿気に弱い物の近くに置く場合や、小さなお子様がいるご家庭で安全面を考慮する場合は、使用場所に注意し、換気を十分に行うことをおすすめします。

このケトルにはカルキ除去機能は搭載されていません。日本の水道水にはミネラル分（カルキ）が含まれており、湯沸かしを繰り返すことでケトルの内部に白い付着物として蓄積することがあります。これが付着すると、見た目が悪くなるだけでなく、お湯の味に影響したり、ケトルの性能低下や故障の原因になったりする可能性があります。定期的にクエン酸などを使った洗浄を行い、内部を清潔に保つ必要があります。お手入れの手間を減らしたい方や、より美味しいお湯を求める方は、カルキ除去機能付きのモデルを検討しても良いでしょう。

このケトルに静音沸騰機能に関する特筆すべき記載はありません。お湯が沸く際には、ボコボコという沸騰音や加熱時の音が通常発生します。その音の大きさは製品によって異なりますが、特に静音設計が施されていない場合、深夜や早朝など静かな時間帯に使用する際に音が気になる可能性があります。音に敏感な方や、リビングなどキッチン以外の場所で頻繁に使用することを想定している場合は、事前に製品レビューなどで実際の運転音について確認してみることをおすすめします。

このケトルは二重構造を採用しており、お湯が沸騰しても本体の外側が熱くなりにくい設計になっています。これにより、誤って本体に触れてしまった場合の火傷のリスクを低減できます。特に小さなお子様や高齢者がいるご家庭では、より安全に製品を使用できるため安心です。また、二重構造は内部の熱を逃がしにくくする効果もあるため、保温性の向上にもつながります。安全性と保温性の両面でメリットのある機能です。