Eufy (ユーフィ) RoboVac 15C T2120

本製品はマッピング機能を搭載しておらず、部屋の間取りを学習・記録する機能はありません。そのため、掃除機はランダムなルートで走行し、効率的な掃除ルートの計画や、掃除済みのエリアの把握はできません。広範囲の部屋や複雑な間取りの場合、掃除に時間がかかったり、同じ場所を何度も掃除したりする可能性があります。マッピング機能によるエリア指定掃除や進入禁止エリア設定をしたい場合は、他のモデルを検討する必要があります。初めてのロボット掃除機としては、シンプルな操作性が魅力となる場合もあります。

マッピング機能が搭載されていないため、スマートフォンアプリなどから進入禁止エリアを仮想的に設定する機能も利用できません。掃除機が誤って進入してほしくない場所（ペットの餌場やデリケートな家具周辺など）がある場合は、事前に障害物として認識させるか、物理的に進入を防ぐ必要があります。これにより、意図しないトラブルを防ぐことができます。この機能がないため、家具の配置によっては注意が必要です。

本製品には、Anker独自のBoostIQテクノロジーが搭載されており、床の種類（カーペットやフローリングなど）を検知すると、約1.5秒で自動的に吸引力を調整します。これにより、カーペット上ではより強力な吸引力で奥のゴミを吸い取り、フローリングでは効率的に掃除を行います。床材を傷めることなく、常に最適な清掃効果を得られるため、掃除のたびに手動で設定を変更する手間が省け、より快適に掃除を進められます。床の種類に合わせて最適な掃除をしてくれる便利な機能です。

本製品は障害物との衝突を回避するための赤外線センサーや衝突防止センサーを搭載していますが、コード類や靴下などの小さな異物を検知して絡まるのを防ぐ機能は、明示されていません。むしろ、取扱説明書ではケーブルなどの紐状のものを事前に取り除くよう注意喚起されており、これらの異物に対しては絡まるリスクがあると考えられます。安心して掃除を任せるためには、事前に床の片付けを行うことを推奨します。この機能がないため、コード類が多い環境では注意が必要です。

本製品には、バッテリー残量が少なくなると自動で充電ステーションに戻り充電を開始する機能が搭載されています。充電が完了すると、掃除を中断した場所から掃除を再開するため、バッテリー切れで掃除が途中で終わってしまう心配がありません。これにより、広範囲の部屋でもバッテリー残量を気にすることなく、最後まで掃除を完了させることができます。不在時でも安心してお掃除を任せられる便利な機能です。掃除の完了を気にせず、手間なく利用できます。

本製品は、乾拭きのみに対応しており、水拭き機能は搭載されていません。床のホコリや髪の毛などを吸引することはできますが、軽い汚れや足跡などを拭き取ることはできません。フローリングの床を水拭きしたい場合は、別途モップ掛けを行うか、水拭き機能付きのロボット掃除機を検討する必要があります。この機能がないため、床の除菌や軽い汚れの拭き取りには対応できません。