GEECR 新版イヤースコープ 耳かきカメラ MS500

本製品はディスプレイ一体型のため、スマートフォンやタブレットとのワイヤレス接続機能はありません。単体で完結するため、別途デバイスを用意したりアプリをインストールしたりする手間がなく、すぐに使い始められる点は利点と言えます。スマホ連携モデルのような自由な取り回しや、スマホの大画面での表示、アプリによる高度な機能利用（角度調整など）はできませんが、シンプルな使用感を好む方には適しています。

写真（1920*1080）および動画（1920*1080, 1280*720）の撮影機能が搭載されています。付属の32GBメモリーカードに保存できるため、後から耳の状態を確認したり、家族に見せたりすることが可能です。最上位モデルのような高画素ではありませんが、記録用としては十分な解像度と言えます。ただし、スマホ連携モデルのようにスマホのアルバムに直接保存したり、簡単に共有したりといった利便性はありません。

商品情報やスタッフレビューに手ブレ補正機能に関する明確な記載がないため、搭載されていない可能性が高いです。耳の中という狭く不安定な空間での操作にはある程度の慣れが必要となり、手ブレが発生しやすい環境です。映像のブレが気になる場合は、本体をしっかりと安定させ、ゆっくりと慎重に操作する必要があります。最上位モデルに搭載されているような高度な手ブレ補正は期待できません。

商品情報には「内蔵冷却モジュールは長時間使用でも発熱感がありません」との記載がありますが、複数のスタッフレビューで「カメラのライトが熱くなりやすい」「しばらく使ってると熱くなってくるのが不快」といった発熱に関する指摘があります。最上位モデルにあるような明確な「過熱による自動停止機能」があるかは不明確であり、スタッフレビューの内容からは発熱リスクが示唆されるため、長時間使用は推奨できません。連続使用は短時間（5～8分程度）に留めるのが無難です。

輝度調節可能なLEDライトを搭載しています。耳の中の明るさや見たい部分に応じて、手動で明るさを調整できる点は便利です。ただし、スタッフレビューには「光量を最低にしてもかなり強い光を出す為、調子に乗ってると耳の中が焼けるように熱くなります」「少し熱いかなぁと感じるぐらい」というコメントがあり、光量が強いことによる発熱や眩しさを感じる可能性があります。明るさ調整ができても、最適な光量設定には個人差や慣れが必要です。

カメラ先端部はIP67の防水レベルに対応しています。これは最上位モデルと同等の防水性能であり、水深1mに30分間浸しても影響がないレベルです。使用後に付着した耳垢などをアルコール綿で拭いたり、軽く水洗いしたりすることが可能なため、衛生的に保ちやすくお手入れが比較的簡単です。ただし、本体ディスプレイ部は防水ではないため、水濡れには十分注意が必要です。