バッファロー WEX-1166DHP2 Wi-Fi中継機

本体のWPSボタンを押すだけで、対応する親機との接続設定が簡単に行えます。ネットワーク設定に詳しくない方でも、手軽にWi-Fiエリアを拡張できる基本的な機能です。ただし、親機がWPSに対応していない場合や、何らかの理由でWPSが利用できない場合は、手動での設定が必要になり、その手順に慣れていないと手間取る可能性があります。

本体のLEDランプの色で、親機からの電波の受信強度を視覚的に確認できます。これにより、中継機を設置するのに最適な場所（電波が強すぎず弱すぎず、効果的に中継できる場所）を容易に見つける目安になります。設置場所選びに迷った際に役立つ便利な機能ですが、より詳細な電波状況を把握したり、家全体のヒートマップを表示したりするような高度な機能は搭載していません。

2.4GHz帯と5GHz帯のデュアルバンドに対応していますが、接続しているデバイスの種類や電波状況に応じて最適な周波数帯に自動で切り替えるバンドステアリング機能については、製品情報に記載がありません。この機能がない場合、デバイスは一度接続した帯域に固定される傾向があり、手動で切り替えなければ電波干渉の多い帯域に接続され続けて通信が不安定になったり、速度が低下したりする可能性があります。

複数の対応デバイスと同時にデータを送受信することで、通信効率を向上させるMU-MIMO機能については、製品情報に記載がありません。この機能がない場合、特にスマートフォンやタブレットなど複数のデバイスで同時にインターネットを利用すると、順番に通信を行うため待ち時間が発生し、通信速度が低下しやすくなります。多台数接続環境では性能に影響が出やすいです。

Wi-Fiに接続している特定のデバイスの位置を検知し、そのデバイスに向けて集中的に電波を送信することで、通信の安定性や速度を向上させるビームフォーミング機能については、製品情報に記載がありません。この機能がない場合、電波は全方向に均等に広がるため、壁などの障害物の影響を受けやすく、特に中継機から離れた場所や別の部屋での通信が不安定になったり、速度が低下したりしやすくなります。

来客者向けに、メインのネットワークとは分離された独立したWi-Fiネットワークを提供できるゲストSSID機能については、製品情報に記載がありません。この機能がない場合、友人や知人にWi-Fiを利用してもらう際には、自宅のプライベートネットワークのパスワードを教える必要があり、セキュリティ上のリスクを考慮する必要があります。来客が多い家庭では不便を感じる可能性があります。