アイ・オー・データ USB 3.1 Gen 1対応ポータブルハードディスク HDPT-UTS1W

本製品の仕様には、自動バックアップ機能を提供する専用ソフトウェアや機能に関する記載がありません。パソコンのデータを定期的に自動でバックアップしたい場合は、Windowsの「ファイル履歴」やmacOSの「Time Machine」といったOS標準機能を利用するか、別途市販のバックアップソフトウェアを導入する必要があります。手動でのドラッグ＆ドロップによるバックアップは可能ですが、自動化された安心感は得られません。

USBバスパワー駆動のポータブルHDDであるため、接続されたパソコンやテレビの電源オン/オフに連動して、本製品も自動的に起動/停止すると考えられます。特にテレビ録画対応を謳っており、テレビのリモコンで操作できることから、テレビとの電源連動機能は備わっていると判断できます。これにより、無駄な電力消費を抑え、省エネに貢献するとともに、手動で電源を操作する手間が省けます。

本製品には、保存されたデータを暗号化して保護する機能に関する記載がありません。万が一、ハードディスクを紛失したり盗難にあった場合、データが第三者に読み取られるリスクがあります。個人情報や機密性の高いデータを保存する際には、OSの暗号化機能（BitLockerやFileVaultなど）を利用するか、別途セキュリティソフトウェアを導入してデータを保護することを強く推奨します。

ハードディスクの健康状態を監視し、故障の兆候を事前に通知するS.M.A.R.T.（Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology）などの機能や、専用の診断ソフトウェアに関する記載はありません。そのため、ユーザー自身で定期的にデータのバックアップを取るなど、故障に備える対策が必要です。突然の故障によるデータ損失のリスクを軽減するためには、日頃からの注意が重要となります。

本製品は、物理的にケーブルを抜き差しすることで複数のパソコン間でデータを共有することは可能ですが、ネットワーク経由で同時に複数のパソコンからアクセスできるような共有機能は搭載していません。これは一般的なポータブルHDDの仕様であり、家庭内やオフィスで複数のユーザーが同時にデータにアクセスしたい場合は、NAS（ネットワークアタッチトストレージ）などの製品を検討する必要があります。

商品情報やスタッフレビューには、データの読み書き中に点滅するアクセスランプに関する明確な記載がありません。多くの外付けHDDには搭載されている機能ですが、本製品にそれが備わっているかは不明です。アクセスランプは、HDDが正常に動作しているか、データ転送中であるかを視覚的に確認できる便利な機能ですが、記載がないため、ここでは「なし」と判断します。