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キースイッチ方式にはノートパソコンのキーボードに多いパンタグラフ方式を採用しています。キーのストローク（沈み込み）は浅めで、軽い力でスムーズにタイピングできる感触です。指への負担が少なく、長時間のタイピングでも比較的疲れにくいと感じる人が多いタイプです。打鍵音はメンブレン方式に比べるとやや静かですが、完全に無音ではありません。カチャカチャというクリック感はあります。しっかりとした押し込み感や、メカニカルキーボードのような明確なフィードバックを求める方には物足りなく感じるかもしれません。

本体サイズは幅295mm、奥行き120mm、高さ20mmと非常にコンパクトで、重量も約290gと軽量です。バッグに入れて簡単に持ち運べるため、外出先でのモバイルワークに最適です。デスク上でも場所を取らないため、省スペースでの使用にも向いています。キーボード本体には、タイピング時の手首の負担を軽減するための緩やかな傾斜がついていますが、これは固定された角度であり、調整可能なスタンドは備えていません。薄型でフラットに近い形状です。

Bluetooth接続によるワイヤレス機能と、最大3台のデバイスとのマルチペアリング機能が主な特長です。これらの機能により、多様なデバイスを効率的に切り替えて使用できます。音量調整やメディア操作など、Fnキーとの組み合わせで利用できるマルチファンクションキーも搭載しており、基本的な便利機能は備わっています。電源スイッチによる省電力機能や、単四乾電池2本で約100時間以上という比較的長い連続使用時間も利点です。ただし、バックライト機能やUSBハブ機能などの追加機能はありません。

1835円という非常に安価な価格設定ながら、ワイヤレス接続、マルチペアリング（3台）、JIS日本語配列、パンタグラフ方式、軽量・コンパクト設計、マルチOS対応といった基本的な機能を一通り備えています。特にマルチペアリング機能は、この価格帯の製品としては非常に魅力的です。性能面で上位モデルには劣る点や、潜在的な安定性の懸念はありますが、限られた予算で複数のデバイスに対応できるワイヤレスキーボードを探している方にとっては、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。