Pioneer BDR-X12JBK

ブルーレイディスクだけでなく、DVDやCDの読み込み・書き込みにも対応しています。これにより、過去に作成したDVDやCDのデータを活用したり、音楽CDをパソコンに取り込んだりすることが可能です。特に音楽CDの取り込みにおいては、PureRead 3+機能により、ディスク上の傷や指紋によるエラーを低減し、高精度なデータ読み取りを実現するため、高音質でのリッピングが期待できます。様々なメディアを扱うユーザーにとって、非常に汎用性の高い機能です。

本製品はACアダプターによる電源供給が必要な据え置き型ドライブであり、USBバスパワー機能には対応していません。そのため、使用時には必ずコンセントからの電源接続が必要となります。これにより、ポータブル型ドライブで発生しがちな電力不足による動作不安定を回避し、高速かつ安定した書き込み・読み込み性能を確保しています。持ち運びを頻繁に行う用途には不向きですが、自宅やオフィスで安定した環境で使用する場合には最適な設計と言えます。

本製品は4K Ultra HD Blu-rayの再生には対応していません。高解像度の4K UHDコンテンツを視聴したい場合は、別途対応するドライブやソフトウェアが必要となります。主に通常のブルーレイディスク（フルHD画質まで）、DVD、CDの再生・書き込みを目的としたモデルです。4K UHDコンテンツの再生を重視するユーザーは、この点に注意して製品選定を行う必要があります。

「PureRead 3+」機能を搭載しており、CDオーディオの再生時において、ディスク上の傷や指紋などにより発生するエラーを自動判断し、再読み取りを行うことでエラーデータ補間の発生を低減します。これにより、多少の傷や汚れがあるディスクでも、より安定した読み取りと再生を試みることが可能です。ただし、これは主に音楽CDの読み取り精度向上を目的とした機能であり、全てのディスクの傷や汚れに対応できるわけではありません。特に深い傷や重度の汚れがある場合は、読み取りが困難な場合もあります。

本製品には、データの書き込み時にディスクの品質を直接チェックする機能についての明確な記載はありません。ただし、通常使用モードでは「静音、安定性、記録品質をより重視したモード」としており、安定した記録品質を確保するための配慮はされています。しかし、書き込み後のディスク品質を詳細に診断するような機能は搭載されていないため、より厳密な品質管理を求める場合は、別途専用のソフトウェアやツールが必要となる可能性があります。

Androidアプリ「Wireless Hi-Res Player ～Stellanova～」を利用してPCレスで音楽CDを取り込む際に、インターネット経由で信頼性の高い「Gracenote MusicID」から楽曲情報やジャケット画像を自動で取得する機能に対応しています。これにより、手動で情報を入力する手間を省き、効率的に音楽ライブラリを構築できます。大量の音楽CDをデジタル化したいユーザーにとって、非常に便利な機能です。