バッファロー AirStation connect WEM-1266WP

壁のコンセントに直接挿し込むコンセント直挿し型です。電源コードが不要で、設置場所を選ばず手軽に導入できる点がメリットです。本体も比較的コンパクトに設計されています。ただし、設置場所はコンセントの位置に限定されるため、最も効果的な場所にコンセントがない場合は設置が難しくなります。デザインはシンプルで目立ちにくい形状です。

バッファローのAirStation connect専用製品として設計されており、対応する親機との連携設定は比較的簡単に行える点が特徴です。AOSS/WPSボタンによる手軽な設定に対応しているほか、AirStation connectアプリからも管理や設定の補助が受けられます。ただし、アプリの使い勝手やWPS機能の確実性は個人の環境やスキルによって異なり、レビューには設定に苦労したという声もわずかに見られます。全体としては容易な部類に入ります。

バッファロー独自のAirStation connectメッシュ機能に対応しています。対応する親機ルーターと組み合わせて使用することで、家全体に一つの大きなWi-Fiネットワークを構築し、より安定した通信を実現できます。ただし、このメッシュ機能は特定のバッファロー製ルーターとの組み合わせでしか機能しない点が大きな制約です。汎用的なEasyMeshなどには対応していません。あくまでAirStation connectシステムを拡張するための中継機です。

バッファローは日本の主要なネットワーク機器メーカーであり、国内市場での実績とシェアは高いです。製品の信頼性やサポート体制はある程度期待できます。ただし、レビューには初期不良や設定に関するネガティブな報告も含まれており、すべての製品が完璧というわけではありません。メーカーの知名度や過去の実績から見て、一定の信頼性は確保されていると言えます。

本製品は比較的新しい規格のWi-Fi 7対応最上位機種（約2万円）に対し、価格が約4500円と非常に安価です（価格比約22.5%）。価格上限は3.5です。ただし、対応規格がWi-Fi 5止まりで速度も低く、有線ポートがないなど機能も限定的です。特に対応親機が限られる点が大きな欠点です。価格の安さは魅力ですが、機能や互換性の制限を考慮すると、すべてのユーザーにとってコストパフォーマンスが良いとは言えません。対応システムユーザーが手軽にエリア拡張する用途では検討価値があります。