テルモ 電子体温計 C207 ET-C207S

本製品にはアラーム機能が搭載されており、測定完了を音で知らせる機能があります。しかし、スタッフの確認結果や複数のレビュアーの意見によると、測定完了を知らせるピー音が非常に小さく、聞こえにくい場合があるようです。そのため、音による通知に頼りきりではなく、液晶画面で測定値の安定を確認するか、目安となる時間（例：予測検温40秒）で確認することが推奨されます。特に静かな環境以外での使用では、音による通知は期待できない可能性があります。

本製品には前回測定した体温を記憶する機能についての記載がありません。毎日の体温変化を記録したい場合は、手動でメモを取るか、別途記録用のアプリやノートを使用する必要があります。この機能は、日々の健康管理をより手軽に行いたいユーザーにとっては便利な機能ですが、本製品はシンプルな操作性と清潔管理に重点を置いているため、搭載されていません。

本製品の測定部が柔らかく曲がるフレキシブルタイプであるという記載はありません。一般的な硬い測定部であると推測されます。フレキシブル測定部は、わきにフィットしやすく、小さなお子さんや高齢者でも安心して測定できるメリットがありますが、本製品は病院用としての堅牢性を重視しているため、この機能は搭載されていないと考えられます。使用時には、わきにしっかりと挟み、動かないように注意する必要があります。

電池残量表示機能についての記載はありません。電池の残量が少なくなると、測定が不安定になったり、突然電源が切れたりする可能性があります。本製品は電池交換ができない構造であるため、電池寿命が近づくと買い替えが必要になります。耐用期間や予測検温回数の目安はありますが、具体的な残量を確認できないため、突然の電池切れに備えて予備の体温計を用意するか、定期的な買い替えを検討する必要があります。

体温計を正しい位置に当てているかを確認できる測定ガイド機能についての記載はありません。正確な体温を測るためには、体温計の先端（測温部）をわきの中心にしっかりと密着させ、わきを閉じて動かないようにすることが重要です。特に体温計の扱いに慣れていない方や、小さなお子さんの検温時には、正しい測定位置を意識して使用する必要があります。

本製品は予測検温に対応しており、約40秒で体温を測定できます。これは、実測検温（10分以上）と比較すると非常に高速であり、忙しい時や体調が悪い時に素早く体温を知りたい場合に便利です。スタッフの評価でも「測定まで早いです」と高評価を得ています。ただし、市場には15秒程度のさらに高速な体温計も存在するため、最速クラスではありませんが、十分実用的な速度と言えるでしょう。