Bracwiser PCモニターアーム MD7421

この製品は4軸の関節を備えており、モニターの高さ、角度、左右の向きを調整できます。しかし、最上位製品のような5軸の自由度には劣り、特に奥行きの調整範囲は限られています。そのため、完全に自由な位置調整を求めるユーザーには不向きかもしれません。しかし、基本的な位置調整は可能であり、多くのユーザーにとっては十分な機能と言えるでしょう。

クランプ式とグロメット式の両方に対応しているため、様々なデスク環境に設置可能です。クランプ式は、デスクに穴を開ける必要がなく、簡単に取り付けられる点がメリットです。一方、グロメット式は、より安定した設置が可能ですが、デスクに穴を開ける必要があります。この両方に対応しているため、ユーザーは自分の環境に合わせて最適な取り付け方法を選択できます。

アームにケーブルを通すためのクリップが付属しており、ケーブルを整理することができます。しかし、最上位製品のようにアーム内部に完全にケーブルを収納できるわけではなく、ケーブルが露出する部分もあります。そのため、デスク周りを完全にスッキリさせたいユーザーには、やや不満が残るかもしれません。しかし、ケーブルをまとめることで、ある程度は整理された状態を保つことは可能です。

この製品には工具不要でモニターを着脱できる機能はありません。モニターの取り付けや取り外しには、付属のネジを使用する必要があります。そのため、モニターの交換や移動を頻繁に行うユーザーにとっては、やや手間がかかるかもしれません。しかし、一度設置してしまえば、頻繁にモニターを動かす必要がないユーザーにとっては、特に問題はないでしょう。

この製品には、モニターの重量に合わせてアームの動きを調整するテンション調整機能は搭載されていません。そのため、モニターの重量によっては、アームの動きが硬すぎたり、逆に緩すぎたりする場合があります。特に、軽いモニターを使用する場合は、アームがスムーズに動かない可能性があります。しかし、10kgまでのモニターに対応しているため、一般的なモニターであれば、問題なく使用できるでしょう。

モニターを縦向きに回転させる機能はありますが、回転させるためには、アームの関節部分を調整する必要があります。最上位製品のように、簡単には回転させることができません。そのため、頻繁にモニターの向きを変えるユーザーには、やや不便かもしれません。しかし、縦向きでの使用が必要な場合に、この機能があることは便利と言えるでしょう。