iCODIS ドキュメントスキャナー X3

スキャン範囲を自動で認識し、余白をトリミングすることで、データ容量を削減し、見やすい画像を作成します。iCODIS X3は、自動トリミング機能を搭載しており、スキャン対象物を置くだけで、自動的に範囲を認識してトリミングしてくれます。ただし、スキャン対象物の背景とのコントラストが低い場合や、複雑な形状の場合は、正しくトリミングされないことがあります。その場合は、手動でトリミング範囲を調整する必要があります。

書籍の湾曲を自動で補正し、フラットな画像データを作成します。iCODIS X3は、曲面平坦化機能を搭載していません。そのため、書籍をスキャンする際は、できるだけページを平らにする必要があります。ページの湾曲が大きい場合は、スキャン後に画像編集ソフトなどで手動で補正する必要があります。

スキャンした画像から文字を認識し、テキストデータに変換します。iCODIS X3は、OCR機能を搭載しており、日本語、英語、中国語など100種類以上の言語に対応しています。しかし、OCR機能は横書きの文章のみ対応しており、手書き文字や特殊なフォント、複雑なレイアウトの文章は、認識精度が低下する可能性があります。OCR機能を使用する際は、スキャンする原稿の状態に注意する必要があります。

複数の原稿を連続してスキャンできる機能です。iCODIS X3は、自動連続撮影機能を搭載しており、タイマーを設定することで、一定間隔で自動的にスキャンできます。ただし、大量の書類を連続でスキャンする場合、紙詰まりが発生する可能性があるため、注意が必要です。また、スキャン速度は原稿の状態やPCの性能によって変動します。

本の見開きページを自動で分割し、個別のページとして保存します。iCODIS X3は、見開き分割機能は搭載されていません。そのため、見開きページをスキャンする場合は、スキャン後に画像編集ソフトなどで手動で分割する必要があります。

スキャンした画像の色味を調整し、より自然で鮮やかな色合いに補正します。iCODIS X3は、カラー調整機能は搭載されていますが、詳細な設定はできません。明るさ、コントラスト、彩度などを調整したい場合は、スキャン後に画像編集ソフトなどで手動で調整する必要があります。