Silverstone Silverstone Decathlon 80 PLUS Gold 550W PC電源ユニット ATX フルモジュラー SST-DA750-G

80PLUS Gold認証は、電源ユニットの変換効率の高さを示す指標です。この認証を取得している電源ユニットは、比較的高い変換効率で動作し、無駄な発熱を抑えることができます。電気代の節約にも貢献するため、長時間のPC利用や、ある程度の負荷がかかる作業をする方におすすめです。電源の負荷率に応じて変換効率の基準が定められており、Gold認証では20%負荷、50%負荷、100%負荷時にそれぞれ87%、90%、87%の変換効率が求められます。

低電圧保護（UVP）は、電源ユニットの出力電圧が、あらかじめ設定された安全な下限値を下回った場合に、電源供給を停止する機能です。この機能により、電圧が不足した状態でPCが動作し続けることを防ぎ、PCパーツの損傷リスクを低減します。特に、不安定な電力環境で使用する場合や、長期間にわたってPCを使用する場合には、重要な保護機能となります。UVPが作動すると、システムは自動的にシャットダウンし、電圧が正常範囲に戻るまで再起動できません。

過電圧保護（OVP）は、電源ユニットの出力電圧が、あらかじめ設定された安全な上限値を超えた場合に、電源供給を停止する機能です。この機能は、過剰な電圧がPCパーツに供給されることによる損傷を防ぎます。OVPが作動すると、システムは直ちにシャットダウンし、過電圧状態が解消されるまで再起動できません。特に、雷などによる瞬間的な電圧上昇や、電源ユニット自体の故障が原因で発生する過電圧からPCを保護するために重要な機能です。

ショート回路保護（SCP）は、電源ユニットの出力回路で短絡（ショート）が発生した場合に、即座に電源供給を停止する機能です。短絡は、ケーブルの損傷や、PCパーツの故障などが原因で発生する可能性があり、放置すると火災や感電のリスクがあります。SCPが作動すると、電源ユニットは自動的にシャットダウンし、短絡状態が解消されるまで再起動できません。この機能は、PC全体を保護する上で最も基本的な安全機能の一つと言えます。

過負荷保護（OPP）は、電源ユニットの出力容量を超える電力が要求された場合に、電源供給を停止する機能です。PCを構成するパーツはそれぞれ電力を消費しますが、高性能なCPUやグラフィックボードを使用する場合、電源ユニットの容量を超える電力を消費する可能性があります。OPPが作動すると、電源ユニットは自動的にシャットダウンし、過負荷状態が解消されるまで再起動できません。これにより、電源ユニット自体の故障や、他のPCパーツへの損傷を防ぐことができます。

温度保護機能（OTP）は、電源ユニット内部の温度が異常に上昇した場合に、電源供給を停止する機能です。電源ユニットは動作中に熱を発生しますが、冷却ファンが故障したり、PCケース内のエアフローが悪い場合などには、内部温度が上昇する可能性があります。OTPが作動すると、電源ユニットは自動的にシャットダウンし、内部温度が安全なレベルまで下がるまで再起動できません。これにより、電源ユニットの故障や、火災のリスクを低減することができます。