サンワサプライ(Sanwa Supply) 雷ガードタップ TAP-SP224

雷ガードが作動しているかどうかをランプで視覚的に確認できる機能が搭載されています。このランプが消灯した場合は、雷サージ低減素子（バリスタ）の効果が失われていることを示し、新しい製品への交換が必要であることをユーザーに知らせます。これにより、雷ガード機能が有効であるかを常に把握でき、機器保護の安心感に繋がります。

各コンセント口に個別のオン/オフスイッチは搭載されていません。そのため、接続された機器の電源を個別に管理したり、待機電力を削減したりすることはできません。全ての接続機器の電源を一括で管理したい場合や、頻繁に抜き差しする機器がない場合には問題ありませんが、節電意識の高いユーザーや、使用しない機器の電源をこまめに切りたい場合には不便を感じる可能性があります。

接続機器の合計消費電力が電源タップの許容範囲を超えた際に、自動的に給電を停止する過電流保護機能は明記されていません。製品概要には「雷サージ低減素子（バリスタ）の寿命がきた時に、発熱を防ぐ設計となっており安全です」との記載はありますが、これは過電流保護とは異なる安全対策です。複数の高消費電力機器を同時に接続する際には、過負荷による発熱や火災のリスクを考慮し、接続機器の合計消費電力に注意が必要です。

電源ケーブルを束ねたり、整理したりするためのケーブル結束機能は搭載されていません。本製品はコンセント直差しタイプであり、ケーブルが付属していないため、この機能は不要と判断されます。しかし、接続する機器のケーブルが乱雑になりやすい場合は、別途ケーブルタイなどを用意して整理する必要があります。

コンセント差込口にホコリの侵入を防ぐシャッター機能は搭載されていません。未使用の差込口にホコリが溜まると、湿気と結合してトラッキング火災の原因となる可能性があります。プラグには絶縁キャップが付いていますが、差込口自体の保護はないため、定期的な清掃や、使用しない差込口には安全キャップを取り付けるなどの対策を推奨します。

壁のコンセントに固定するためのネジ穴や、粘着テープなどの固定機能は搭載されていません。本製品は直接コンセントに差し込むタイプであり、軽量であるため、通常の使用では問題ありませんが、頻繁に抜き差しする場所や、ケーブルの重みでぐらつきやすい場所では、安定性に欠ける可能性があります。