タニタ(Tanita) デジタルクッキングスケール KJ-P21-DG

本製品は「すぐゼロ」機能に対応しており、容器を載せてから電源ボタンを押すことで容器の重さを差し引くことが可能です。この機能により、複数の材料を同じ容器で順番に計量する際に便利に使えます。ただし、一度に複数の風袋設定を記憶するなどの高度な機能はありませんが、基本的な風袋引きとしては十分に機能します。

本製品には計量皿を取り外せる機能は搭載されていません。計量皿と本体が一体になった構造です。そのため、計量皿部分を丸洗いすることはできません。お手入れの際は、乾いた布や湿らせた布で拭く必要があります。粉などが隙間に入り込まないよう注意が必要です。衛生面を重視する場合は、取り外せるモデルと比較検討すると良いでしょう。

本製品には計量値を固定して表示する機能は搭載されていません。計量皿に載せたものの重さは常に変動して表示されます。大きなボウルなどを使用した場合、表示部が隠れてしまうことが考えられますが、その際に数値を固定して確認するといった使い方はできません。計量中は表示部が視認できる状態を保つ必要があります。

商品情報からは自動電源オフ機能の有無を確認できませんでした。一般的にデジタルスケールに搭載されていることが多い機能ですが、本製品に搭載されているかは不明です。もし搭載されていない場合、電源を切り忘れると電池を消耗してしまう可能性があるため、使用後は手動で電源を切るように意識する必要があります。

本製品は計量単位がグラム（g）のみの対応となっています。ミリリットル（ml）表示や、ポンド（lb）、オンス（oz）などの他の単位に切り替える機能はありません。液体を容積で計量したい場合や、海外レシピなどで他の単位が指定されている場合は、別途換算するか、他の単位に対応したスケールを使用する必要があります。

本製品は電源ボタンを押すだけで素早く起動し、0g表示になる「すぐゼロ」機能を搭載しています。これにより、電源を入れてからすぐに計量を開始でき、手間がかかりません。調理中に片手で手軽に操作できる点は、日常使いにおいて非常に便利と言えます。複雑な操作は一切なく、シンプルに電源のオンオフが可能です。

本製品は「精密はかり」と記載がありますが、最小表示は1gであり、0.1g単位の計量には対応していません。この点から、一般的なキッチンスケールとしては十分ですが、専門的なお菓子作りや微量なものを扱う際の「精密」な用途には向かないと言えます。高精度を求める場合は、0.1g表示対応のモデルを選ぶ必要があります。