アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) アイリスオーヤマ スマートリモコン SMT-RC1

一般的な赤外線リモコンの信号を学習させて登録・操作が可能です。主要メーカーのプリセットデータも搭載しているため、比較的容易に設定できます。これにより、リビングにあるテレビやエアコン、照明などのリモコンをスマートフォン一つに集約し、部屋をすっきりさせることができます。古い家電のリモコンにも対応できる可能性があり、家電を買い替えずにスマート化を始めたい場合に便利な機能です。ただし、スタッフのレビューには「オンオフのオフが曖昧だったので手動で停止ボタンを学習させた」というコメントもあり、機種によっては微調整が必要な場合があるようです。

温度、湿度、明るさなどのセンサーを本体に搭載しておらず、それらの環境情報に基づいた家電の自動操作機能には対応していません。例えば、「部屋が暑くなったら自動でエアコンをつける」「暗くなったら自動で照明をつける」といった、センサー情報を使ったトリガー設定はできません。基本的には手動での操作か、あらかじめ設定した時間に基づくタイマー機能を利用することになります。より快適性や省エネ効果を高めるための高度な自動化を求める場合は、センサー搭載モデルを検討する必要があります。

Amazon Alexa、Googleアシスタント、Apple Siriといった主要な音声アシスタントサービスに対応しています。各スマートスピーカーと連携設定を行うことで、「アレクサ、テレビをつけて」「OK Google, エアコンを消して」「Hey Siri, シーン『ただいま』を実行」といった音声コマンドで家電を操作できるようになります。料理中や部屋を移動する際に手が離せない時でも、声だけで家電をコントロールできるため、非常に便利な機能です。ただし、エアコンの細かい設定温度などがスマートスピーカー経由では操作できない場合があるとのスタッフレビューも見られます。

スマートフォンのGPS機能などを利用した、位置情報に基づく家電の自動操作機能には対応していません。例えば、「自宅から〇km圏内に入ったらエアコンを自動でオンにする」「自宅から離れたら照明を自動でオフにする」といった設定はできません。外出からの帰宅に合わせて部屋を快適にしておきたい場合や、外出時の消し忘れを自動で防ぎたい場合は、手動で操作するか、タイマー機能を活用する必要があります。この機能は、より進んだスマートホーム連携で便利さを発揮しますが、本製品には搭載されていません。

複数の家電の操作を一つにまとめて実行できる「シーン」設定機能に対応しています。例えば、「おやすみ」シーンでは、テレビをオフにし、照明を暗くし、エアコンをタイマー運転に設定するといった複数の動作を登録しておけます。これをアプリ上でのワンタッチ操作や、スマートスピーカーへの一声でまとめて実行できます。これにより、特定の状況に合わせて一連の家電操作を簡単に行うことができ、日々のルーティンを効率化するのに役立ちます。映画鑑賞モードや外出モードなど、様々なシーンを自由に設定して活用できます。

指定した時間や曜日に家電を自動で操作するスケジュール（タイマー）機能に対応しています。例えば、毎朝7時に照明を自動で点灯させたり、就寝前の深夜1時にテレビを自動でオフにしたりといった設定が可能です。日々の生活リズムに合わせて家電を自動化できるため、操作の手間を省くだけでなく、照明やエアコンの消し忘れを防ぎ、電気代の節約にも繋がります。スタッフのレビューでも「タイマー機能が重宝！」と高く評価されており、本製品の基本的な機能の中でも特に有用な機能の一つと言えます。