マキタ(Makita) 300ミリ充電式ポールバリカン 18V MUN301LDZ

本体自体が1.9mから最大3.0mまで伸縮するポール構造になっており、製品全体の長さが約4mまで届くため、実質的に延長ポールとしての機能を持っています。これにより、脚立を使用せずに高所の生垣や庭木に安全にアプローチでき、高所作業における危険や手間を大幅に軽減できます。一般的な芝生バリカンのように別売りの延長ポールを後から取り付けるのではなく、本体に機能が組み込まれている点が特長です。

刃物部を12段階で細かく角度調整することができます。これにより、高所の生垣の側面や上面、斜面に生えた植木など、様々な角度や位置にある作業箇所に対して、刃を最適な向きにして効率よく剪定が行えます。手の届きにくい場所でも刃の角度を調整することで、より正確で快適な作業をサポートします。複雑な形状の庭木の手入れにも柔軟に対応できます。

チップレシーバが付属しています。これは刈り取られた枝葉を受け止めるためのもので、作業中に細かい刈りカスが広範囲に飛び散るのを抑える効果があります。完全に集塵するタイプの集草ケースとは異なりますが、作業後の清掃の手間をある程度軽減してくれます。なめらかな形状で刈りカスが集まりやすく、着脱も簡単な設計です。

本製品は芝生を均一な高さに刈り込むことを目的とした芝生バリカンではなく、主に生垣や庭木の剪定に使用するポールバリカンです。そのため、芝生バリカンに備わっているような数ミリ単位での精密な刈込高さ調整機能は搭載されていません。刃の角度調整機能はありますが、これは剪定時のアプローチ角度を調整するためのものです。

本製品自体にバッテリー残量表示機能はありませんが、使用するマキタ18Vシリーズのリチウムイオンバッテリーパック自体に、残量を確認できるLEDランプが付いています。作業前にバッテリーの残量を確認したり、作業中に残量が少なくなってきたことを把握したりできるため、計画的にバッテリー交換や充電を行うことが可能です。

本製品はポールバリカンとして特化しており、芝生バリカン用ブレードを他の園芸作業用アタッチメント（例：芝生バリカン刃など）に工具不要で交換して使用できるような多機能アタッチメントシステムは備えていません。ブレード自体の交換は可能ですが、これは切れ味が落ちた場合などにメンテナンスとして行うものです。