Kaysuda SP300 スピーカーフォン

本製品は6個の高品質な全指向性マイクを内蔵しており、360度全方向からの音声を効率的に集音します。これにより、会議室のどこに座っていても、発言者の声をクリアに拾うことが可能です。特に4～6人程度の小・中規模会議において、参加者がマイクの位置を意識することなく、自然な会話の流れを妨げずにコミュニケーションが取れるため、非常に有用な機能です。広い範囲をカバーできるため、発言者が移動するような場面でも音声を逃しにくいというメリットがあります。

本製品の商品情報には、スピーカーから出力される音量を自動で調整する機能に関する明確な記載はありません。ノイズキャンセリングやエコー除去機能は搭載されていますが、発言者の声の大小に合わせて自動的に音量を最適化する機能については言及されていません。そのため、会議中に発言者の声の大きさが大きく異なる場合、手動での音量調整が必要になる可能性があります。この機能は、オンライン会議中の聞き返しを減らし、よりスムーズなコミュニケーションを促進するために重要ですが、本製品ではその恩恵は期待できません。

本製品は独自のAIノイズ低減アルゴリズムを導入しており、周囲の騒音を効果的に低減するノイズキャンセリング機能を搭載しています。これにより、空調の音、キーボードの打鍵音、紙をめくる音など、会議の妨げとなる不要な雑音をカットし、発言者の声をクリアに相手に届けることができます。特に在宅勤務やオープンスペースでの会議など、周囲の環境音が気になる場面で、この機能は非常に役立ちます。クリアな音声は、参加者全員が会議内容に集中しやすくなり、コミュニケーションの質を向上させます。

本製品には、マイクが音声を拾う範囲を細かく調整する機能に関する明確な記載はありません。全指向性マイクにより3～5mの広範囲を集音できますが、特定の方向からの音だけを拾うように絞り込んだり、集音範囲を段階的に変更したりする機能は提供されていないようです。ただし、2台のSP300を連結することで、物理的に集音範囲を拡張することは可能です。しかし、これは「調整」とは異なり、固定された集音範囲内で使用するか、連結して範囲を広げるかの選択となります。より柔軟な集音範囲の制御を求める場合は、他の製品を検討する必要があるかもしれません。

本製品は、通話時のエコー（反響音）を効果的に除去するエコーキャンセリング機能を搭載しています。会議室や部屋の構造によっては、スピーカーから出た音がマイクに再び入り込み、反響して聞こえる「エコー」が発生することがありますが、この機能により、そのような不快なエコーを抑制し、クリアで聞き取りやすい音声での会話を実現します。エコーが除去されることで、参加者はより自然な感覚で会話に集中でき、オンライン会議のストレスを軽減することができます。特に反響しやすい環境での使用において、この機能は非常に重要です。

本製品はUSB Type-Cケーブル（USB-C & USB-A）による有線接続に対応しており、PCに接続するだけでドライバーのインストール不要で認識され、すぐに使用を開始できるプラグアンドプレイ設計です。スタッフレビューでも「USBで簡単につなげて、すぐ使えました」と評価されており、複雑な設定や専門知識が不要なため、PC操作に不慣れな方でも手軽に導入できます。これにより、急なオンライン会議や、複数のPCで使い回す場合でも、スムーズに会議を始めることが可能です。安定した有線接続は、ワイヤレス接続に比べて遅延や途切れのリスクが少なく、重要な会議での信頼性を高めます。