日立(HITACHI) BD-SG100GL W

このモデルには、乾燥運転後に乾燥フィルターのホコリを自動で除去・排水する機能は搭載されていません。乾燥フィルターの清掃は、使用後に手動で行う必要があります。乾燥フィルターにホコリが溜まると乾燥効率が低下するため、定期的なお手入れが重要です。自動お掃除機能がない分、価格が抑えられていると考えられますが、日々のメンテナンスの手間は発生します。

この洗濯機には、洗剤や柔軟剤を自動で計量・投入してくれる機能は搭載されていません。洗剤や柔軟剤は、洗濯の都度、ご自身で適量を計って投入する必要があります。この機能がないことで、本体価格が抑えられていると考えられます。洗剤の計量が面倒だと感じる方や、常に最適な量で洗いたい方は、自動投入機能付きのモデルを検討すると良いでしょう。ただし、手動投入でも、説明書通りに行えば問題なく洗濯できます。

このモデルには、洗剤の効果を高め、頑固な汚れを落としやすくする温水洗浄機能は搭載されていません。洗濯は水で行われます。温水洗浄機能は、特に皮脂汚れや襟・袖の黒ずみ、油汚れなどを効果的に落とすのに役立ちますが、この機種ではその機能は提供されていません。そのため、頑固な汚れを落としたい場合は、予洗いをするなどの工夫が必要になる場合があります。価格帯を考慮すると、温水洗浄機能がないことは理解できます。

この洗濯機には、衣類のシワを伸ばしたり、消臭効果を高めたりするための専用のスチーム機能は搭載されていません。ただし、「除菌清潔プラス」コースでは、湿気を含んだ温風で衣類を加熱し、除菌やウイルス抑制、消臭を行う機能があります。これはスチーム機能とは異なりますが、温風を利用して衣類をリフレッシュさせる効果は期待できます。アイロンがけの手間を省きたい場合は、スチーム機能付きのモデルを検討することをお勧めします。

この洗濯機は、スマートフォンと連携して運転状況の確認や操作を行う機能は搭載されていません。洗濯の開始・停止、予約設定などを本体の操作パネルで行う必要があります。外出先から洗濯機を操作したい方や、運転終了通知を受け取りたい方にとっては、物足りないかもしれません。しかし、基本的な洗濯・乾燥機能はしっかりしており、スマホ連携機能がないことで、操作がシンプルで分かりやすいと感じるユーザーもいるでしょう。

このモデルには、省エネ性に優れるヒートポンプ乾燥機能は搭載されていません。乾燥は、主にヒーターを利用した方式で行われると考えられます。そのため、最上位機種と比較すると、乾燥時の消費電力が大きくなる可能性があります。ただし、「風アイロン」や「快速洗乾」コースにより、シワを伸ばしながらスピーディーに乾燥させることは可能です。乾燥フィルターの清掃は必要ですが、衣類をしっかり乾かす能力は備えています。省エネ性能を最優先する場合は、ヒートポンプ搭載モデルを検討することをお勧めします。