PORMIDO PR998C ドライブレコーダー ミラー型

Sony IMX307センサーを採用し、前後ともにフルHD 1080P（1920x1080）で27.5fpsの録画に対応しています。日中や夜間でもWDR機能により明瞭な映像を記録できますが、最新の2.5K/60fps対応モデルと比較すると解像度とフレームレートで劣ります。ナンバープレートの認識や動きの速いシーンでの滑らかさにおいて、上位機種ほどの性能は期待できません。

12インチのIPS液晶ディスプレイは高透過率で、防眩ミラー加工により太陽光や後続車のヘッドライトの反射を軽減します。後方カメラの1x～15xズーム機能は、距離感の調整に役立ち、視認性を向上させます。しかし、一部ユーザーからはリアカメラ映像の歪み（横に伸びる）が報告されており、これが視認性に影響を与える可能性があります。

24時間/12時間の駐車監視機能を搭載し、Gセンサーによる衝撃検知に対応しています。ただし、この機能を利用するには専用の降圧ケーブル（別売）が必要となります。タイムラプス録画の有無は明記されていませんが、衝撃検知による録画は可能です。バッテリー保護機能については記載がなく、別途降圧ケーブルでの対応が必要です。

GPS、電源、前後カメラの配線をType-C一本に集約する「一本線設計」により、本体上部の配線がすっきりします。リアカメラは車内専用設計で360度回転可能であり、取り付けの自由度が高いです。しかし、スタッフレビューではAピラー周辺でケーブルがまとまりにくいという意見もあり、配線作業には工夫が必要な場合があります。

2万円台半ばの価格帯で、12インチの大型ディスプレイ、前後フルHD録画、Sony IMX307センサー、GPS、駐車監視、リアカメラズーム機能などを搭載しており、機能は充実しています。しかし、リアカメラの映像歪みや、上位機種が提供する2.5K/60fpsといった高画質・高フレームレートには対応していないため、価格相応の性能と言えます。