Aprica(アップリカ) ココネルエアー AB 2135700

床板の高さ調整は、上段（新生児～つかまり立ち頃）と下段（つかまり立ち頃～24ヶ月）の2段階のみです。これにより、赤ちゃんの成長に合わせてベッドの高さを変更し、お世話のしやすさや安全性を確保できます。しかし、最上位製品が持つ9段階の細やかな高さ調整機能と比較すると、親のベッドの高さにぴったり合わせたり、微妙な高さ調整を行ったりすることはできません。このため、添い寝の際にベッド間に隙間ができやすい可能性があり、安全性や快適性に影響する場合があります。購入前に、ご自宅のベッドとの適合性を確認することをおすすめします。

前枠（柵の一部）を上下にスライドさせて開閉できる機能です。これにより、赤ちゃんをベッドに出し入れする際にかがむ必要がなくなり、特にお世話で忙しい時間帯や、夜間の授乳時などに、親の身体への負担を軽減し、スムーズな対応が可能になります。最上位製品も同様の機能を持つため、育児中の利便性を高める上で重要な機能と言えます。ただし、開閉時の操作性や、赤ちゃんが誤って開けないようにするためのロック機構の確実性については、製品ごとの個体差や使用感を確認することが望ましいでしょう。

ベビーベッドの脚にはキャスター（車輪）が装備されており、お掃除の際や、日中のリビングから夜間の寝室へといったように、ベッドを移動させたい時に便利です。これにより、生活空間に合わせて赤ちゃんの居場所を移動でき、常に近くで見守ることができます。最上位製品にもキャスター機能はありますが、本製品では本体重量が14.5kgとやや重いため、移動させる際にはある程度の力が必要になる点に留意が必要です。また、据え置き時にはストッパーでしっかり固定できるため、安全に配慮されています。

周囲にメッシュガードが採用されており、ベッド内の通気性を確保しています。これにより、夏場などの暑い時期でも赤ちゃんが蒸れにくく、快適に過ごすことができます。また、メッシュ越しに赤ちゃんの様子を確認できるため、親御さんにとっても安心感があります。さらに、通気性のあるやわらかマット（シルキーエアー）も採用されており、赤ちゃんの寝心地と衛生面を考慮した設計と言えます。最上位製品も通気性に配慮した構造を持っていますが、本製品のメッシュ素材は視認性も高く、機能的です。

床板の高さを一番下まで下げると、ベビーサークル（プレイヤード）として使用できる機能が備わっています。これにより、赤ちゃんが活発に動き回るようになった後も、安全に遊べるスペースとして活用でき、家事中など目を離せない時間帯でも安心です。ただし、この製品には、ベビーベッドが変形して学習机やキッズソファになるような、長期的な多機能性はありません。また、ベッド下の収納スペースも限定的です。ベビーサークルとして使える点は便利ですが、多機能性という点では最上位製品と同様に限定的と言えます。