オーディオテクニカ ATH-202COM BK

コードに搭載された手元コントローラーにより、物理ボタンでマイクのON/OFFを瞬時に切り替えることができます。これにより、オンライン会議中に急な咳やくしゃみが出た際や、周囲のプライベートな会話を相手に聞かせたくない場合に、PC画面を操作することなく素早く対応できます。直感的な操作が可能で、コミュニケーションの円滑化に貢献します。

本製品には、自分の声がヘッドセットを通して聞こえる自己音声モニタリング機能（サイドトーン機能）は搭載されていません。この機能がないため、通話中に自分の声の大きさが分かりにくく、無意識に大声になったり、逆に小さすぎたりする可能性があります。特に長時間の通話では、自分の声が聞こえないことで不自然な話し方になり、疲労感が増すことも考えられます。

ケーブルの中間に配置されたコントローラーにより、音量調整とマイクミュートのON/OFF操作が手元で簡単に行えます。これにより、PCのソフトウェア設定を開く手間なく、通話中やゲームプレイ中に必要な調整を素早く行うことが可能です。特に集中を要する作業中に、画面から目を離さずに操作できるため、非常に便利で効率的なコミュニケーションをサポートします。

マイクにノイズキャンセリング機能が内蔵されており、双指向性エレクトレットコンデンサーマイクの近接効果を利用して周囲の雑音を抑え、相手にクリアな音声を届けます。これにより、自宅やオフィスなど、ある程度の生活音がある環境でも、自分の声が明瞭に伝わりやすくなります。ただし、アクティブノイズキャンセリング（ANC）のような強力な騒音除去ではなく、マイクが拾う音の範囲を絞るパッシブな方式であるため、完全に周囲の音を消すわけではありません。

本製品はインナーイヤー型ヘッドセットであり、オーバーイヤー型やオンイヤー型のようなイヤーパッドの通気性という概念は直接的には当てはまりません。耳の穴に挿入するタイプのため、イヤーパッドによる蒸れは発生しにくいですが、長時間の装着で耳の内部に圧迫感や不快感を感じる可能性はあります。人間工学に基づいたイヤフィンと複数のイヤーピースで快適性を追求していますが、通気性という点での特別な機能は明記されていません。

本製品はインナーイヤー型ヘッドセットであるため、ヘッドバンドは搭載されていません。そのため、ヘッドバンドの長さ調整機能もありません。装着はイヤホンを耳に挿入し、付属のイヤフィンで安定させる形となります。ヘッドバンドがないことで、髪型が崩れる心配がなく、コンパクトに持ち運べる利点がありますが、ヘッドバンド型のような頭部全体での安定感は得られません。