AKASO Brave7

AKASO Brave 7には、6軸EIS手ブレ補正機能が搭載されています。これにより、動きの激しいシーンでも、比較的安定した映像を撮影できます。ただし、最上位機種のような強力な補正効果は期待できません。バイクなど車体へのマウント時は、振動が大きいため、手持ち撮影時よりもブレが目立つ場合があります。より滑らかな映像を求める場合は、ジンバルなどの外部アクセサリーの使用を検討する必要があります。しかし、この価格帯で手ブレ補正機能が搭載されているのは大きなメリットと言えるでしょう。

AKASO Brave 7は、IPX8の防水性能を備えており、水深10mまでの水中撮影が可能です。ただし、これは本体のみでの使用に限ります。より深い場所で使用する場合は、別途防水ケースが必要です。また、防水性能を維持するためには、使用前に必ずパッキンに異常がないか確認し、使用後は真水で洗い、乾燥させる必要があります。上位機種に比べると防水性能は劣りますが、手軽に水中撮影を楽しめるのは魅力です。

AKASO Brave 7には、タイムラプス機能が搭載されています。一定間隔で撮影した静止画を繋ぎ合わせることで、雲の流れや植物の成長などを早送りで表現できます。撮影間隔は、0.5秒、1秒、2秒、5秒、10秒、30秒、60秒から選択可能です。ただし、最上位機種のような詳細な設定はできません。タイムラプス動画は、長時間の撮影が必要となるため、バッテリー残量に注意が必要です。予備バッテリーを用意しておくと安心です。

AKASO Brave 7には、スローモーション機能が搭載されています。高フレームレートで撮影することで、動きの速い被写体を滑らかに再生できます。ただし、解像度やフレームレートの設定によっては、画質が低下する場合があります。また、スローモーション動画は、通常よりも多くのストレージ容量を必要とするため、microSDカードの容量に注意が必要です。一瞬の出来事をじっくりと観察したい場合に便利な機能です。

AKASO Brave 7は、Wi-Fi機能を搭載しており、スマートフォンと連携できます。専用アプリ「AKASO GO」を使用することで、カメラの操作や設定変更、撮影した写真や動画の転送が可能です。ただし、Wi-Fi転送速度は、上位機種に比べると遅い場合があります。また、Wi-Fi接続が不安定になることもあります。SNSへのアップロードなど、手軽に映像を共有したい場合に便利な機能です。

AKASO Brave 7は、音声制御機能を搭載しており、「AKASOビデオスタート」「AKASO写真」などの音声コマンドでカメラを操作できます。ただし、認識精度は高くなく、騒がしい場所では認識されないことがあります。また、対応する音声コマンドの種類も限られています。手を離せない状況でも操作できるのは便利ですが、過度な期待は禁物です。