TOKAIZ キッチンスケール TDS-001 PRO

容器に入れた材料の正味量を簡単に計量できる風袋引き機能に対応しています。例えば、ボウルを先にスケールに乗せてからゼロ表示にし、その後材料を追加していくことで、ボウルの重さを差し引いた材料だけの重さを正確に測ることができます。また、この機能を使って、複数の材料を一つの容器に継ぎ足しながら連続して計量することも可能です。これにより、お菓子作りやパン作りなどで複数の粉類や液体を正確に混ぜ合わせたい場合に非常に役立ちます。ボタン操作で簡単に実行できるため、調理中でも手間なく使えます。

本製品の計量皿は本体に固定されており、取り外して丸洗いする機能は搭載されていません。そのため、粉末などが飛び散って計量皿や本体に付着した場合は、濡らした布などで拭き取る必要があります。計量皿の素材はステンレス製のため、比較的汚れが落ちやすく、匂いがつきにくいという利点はありますが、液体などがこぼれたり、隙間に入り込んだりした場合は完全に清掃するのが難しい可能性があります。衛生的に保つためには、使用後に毎回丁寧に拭き掃除を行うことが推奨されます。

計量中の表示値を固定する機能（ホールド機能）に関する記載は商品情報に見られません。そのため、計量物が安定しない場合や、大きめの容器を使用して表示が見にくい角度になってしまう場合に、数値を固定して後からゆっくり確認するといった使い方はできません。表示は常に計量値に応じて変動します。ただし、本製品はLCDバックライト付きディスプレイを採用しており、数字自体は見やすいですが、計量中に容器などで表示が隠れてしまう可能性がある点は注意が必要です。必要な場合は、容器を少しずらすなどの工夫が必要になります。

約180秒間（3分）何も操作がない場合、自動的に電源がオフになる機能が搭載されています。この機能があることで、うっかり電源を切り忘れてしまっても電池の無駄な消耗を防ぐことができます。調理中に一時的にスケールから離れる際や、計量終了後に片付けに時間がかかってしまった場合でも安心です。省エネにも繋がり、電池交換の頻度を減らすことができるため、非常に便利な機能と言えます。ただし、長時間の計量や、間隔を空けながらの作業の場合は、途中で電源が切れてしまう可能性があるので注意が必要です。

本製品は計量単位として「g」（グラム）のみに対応しており、ポンド（lb）やオンス（oz）、ミリリットル（ml）などの他の単位に切り替える機能は搭載されていません。主に日本のレシピで使用されるグラム単位での計量には対応していますが、海外のレシピでポンドやオンスが指定されている場合、別途単位換算が必要になります。また、液体の量を容積単位（ml）で計量したい場合にも対応していません。グラム単位での計量のみが必要な方には問題ありませんが、様々な単位での計量を行いたい方や、海外のレシピを頻繁に利用する方には不向きと言えます。

本製品はボタン操作で電源のオンオフを行います。特定のボタン一つで瞬時に電源がつく、いわゆる「ワンタッチ電源」に特化した機能というよりは、一般的なデジタルスケールと同様のボタン操作による電源管理となります。ただし、操作自体は複雑ではなく、電源ボタンを押すだけのシンプルな仕様ですので、電源のオンオフに手間取るといった心配はありません。初めてデジタルスケールを使う方でも直感的に操作できる範囲です。素早く計量を開始したい場合でも、特にストレスなく使えるでしょう。