エレコム キッチンスケール HCS-KSA02BK

容器を載せてから0gセットボタンを押すことで、容器の重さを差し引いて中身だけを計量できます。粉物や液体をボウルなどに入れて計量する際に非常に便利で、調理の効率を上げることができます。一般的なデジタルスケールに搭載されている基本的な機能であり、本製品でも問題なく使用できます。この機能があることで、様々な容器を使って正確な計量が可能になり、料理やお菓子作りの幅が広がります。特に、複数の材料を同じ容器で successively 計量する場合に重宝します。操作も簡単で、ボタン一つで実行できます。

本製品の計量面は本体一体型で、取り外して個別に洗うことはできません。食材の粉や液体がこぼれた場合は、本体ごと布などで拭いて清掃する必要があります。計量皿が取り外せるタイプに比べると、特に粉類や油分が付着した場合の清掃性は劣ります。頻繁に汚れやすい食材を扱う場合や、常に完璧な清潔さを保ちたい方にとっては、この点がデメリットになる可能性があります。使用後はこまめに拭くなどの手入れが必要です。衛生面を特に重視する方や、丸洗いしたい方には不向きな設計と言えます。

計量中に表示される数値を任意で固定する機能は搭載されていません。計量結果は常にリアルタイムで変動して表示されます。大きなボウルなどを乗せて計量する場合、容器がディスプレイにかぶってしまい、数値を確認しにくい状況が起こり得ます。表示が見えにくい位置での計量や、計量中に他の作業を行い後から数値を確認したい場合には不便を感じる可能性があります。ディスプレイの角度調整機能もないため、視認性確保のためにはスケール本体を置きやすい位置に移動させるなどの工夫が必要になります。数値を一時的に保持したい場合には手動でメモを取るなどの対応が必要です。

約2分間無操作の状態が続くと、自動的に電源がオフになる機能が搭載されています。電源の切り忘れによる乾電池の消耗を防ぎ、電池を長持ちさせるのに役立ちます。調理中に少し他の作業に気を取られている間に電源が切れてしまうことがありますが、再び電源を入れればすぐに使用を再開できます。ただし、スタッフレビューには、簡易スリープかと思って物を乗せたら完全に電源が切れていた、など、その挙動に慣れが必要という意見もありました。電池交換の手間やコストを減らす上で有用な機能です。

重量の計量単位はグラム（g）のみに対応しており、ポンド(lb)やオンス(oz)、ミリリットル(ml)などの他の単位への切り替え機能は搭載されていません。海外のレシピなどでグラム以外の単位が指定されている場合は、別途換算を行う必要があります。また、水や牛乳などの液体を容積（ml）で計量したい場合にも対応できません。基本的なグラム単位での計量のみで十分な方や、容積計量には計量カップなど他の道具を使用する方には問題ありませんが、様々な単位で計量したい方や、液体を重量ではなく容積で正確に計量したい方にとっては機能不足となる可能性があります。

ボタンを押すことで電源をオン/オフできます。特別な操作は必要なく、シンプルで直感的に電源操作を行えます。調理中に手が濡れていたり汚れていたりしても、軽いタッチで操作しやすいボタン配置になっています。スケールを使いたい時にすぐに起動でき、計量を始めるまでの手間がかかりません。この機能により、スムーズな調理のスタートをサポートします。電源ボタンは本体前面に配置されており、アクセスしやすいデザインです。誰でも簡単に操作できるため、デジタルスケールを初めて使う方でも迷うことなく使用できます。