Logicool LIFT M800GR

Logicool Options+を使用することで、DPI調整が可能です。DPIとは、マウスの感度を示す値で、カーソルの移動速度を調整できます。高DPIであれば、少しのマウスの動きで大きくカーソルが移動し、低DPIであれば、より精密な操作が可能です。Logicool Options+では、プリセットされたDPI値を選択できる他、カスタム設定も可能です。ただし、DPI調整の段階数や細かさは、他のハイエンドモデルと比較するとやや劣る場合があります。通常利用においては、十分な調整幅を備えています。Logicool Options+をインストールしていない場合は、DPI調整機能は利用できません。

この製品には、センサー切替機能は搭載されていません。センサー切替機能とは、マウスのセンサーの種類を切り替えることで、異なる素材の表面でも正確に動作させる機能です。例えば、ガラス面や光沢のある面など、通常のマウスでは動作しにくい場所でも、センサーを切り替えることで快適に操作できます。センサー切替機能がない場合、マウスパッドを使用するか、マウスが正常に動作する表面で使用する必要があります。もし、様々な場所でマウスを使用したい場合は、センサー切替機能を搭載したモデルを検討する必要があります。

Logicool Options+を使用することで、マウスのボタンに様々な機能を割り当てることができます。ボタンカスタマイズ機能とは、マウスの左右クリックボタン以外のボタンに、コピー＆ペースト、Webブラウザの戻る・進む、アプリケーションの起動など、様々な操作を割り当てる機能です。これにより、作業効率を大幅に向上させることができます。この製品では、Logicool Options+を使用することで、4つの操作ボタンをお好みにカスタマイズできます。ただし、ボタンの数やカスタマイズできる機能は、他のハイエンドモデルと比較するとやや制限があります。

この製品は、BluetoothとLogi Bolt（USBレシーバー）による接続に対応していますが、接続方式を物理的に切り替える機能はありません。通常、接続はどちらか一方の方法で行われ、必要に応じてペアリングやレシーバーの接続を切り替えることで対応します。複数のデバイスで頻繁にマウスを切り替えて使用するユーザーにとっては、専用の切替ボタンがあるとより便利ですが、この製品ではソフトウェア（Logicool Options+など）での管理が中心となります。

この製品には、自動電源機能が搭載されています。これは、マウスが一定時間使用されない場合に自動的にスリープモードに入り、バッテリーの消費を抑える機能です。再度マウスを使用すると、瞬時にスリープモードから復帰し、すぐに操作を再開できます。これにより、バッテリーの寿命を最大限に延ばすことができます。ただし、スリープモードからの復帰には、わずかな遅延が発生する場合があります。また、長期間マウスを使用しない場合は、手動で電源を切ることを推奨します。

この製品には、バッテリー残量をLEDランプなどで確認できる機能はありません。バッテリー残量を確認するためには、WindowsやmacOSなどのOS上で確認する必要があります。または、Logicool Options+などのソフトウェアをインストールすることで、より詳細なバッテリー情報を確認できます。バッテリー残量表示機能がない場合、突然のバッテリー切れに注意する必要があります。定期的にバッテリー残量を確認し、必要に応じて電池交換を行うようにしましょう。