NikoMaku ドライブレコーダー ミラー型 前後カメラ AS-5 Pro

フロントカメラは4K解像度（3840×2160P）とSONY-IMX415センサーを採用しており、日中はもちろん、夜間やトンネル内でも高画質な映像を記録できます。光学6層ガラスレンズにより鮮明な映像を捉え、悪天候下でもクリアな記録が可能です。ただし、リアカメラは1080P解像度であり、フレームレートに関する明確な記載がないため、最上位機種のような前後60FPSの滑らかさやリアの高解像度には及びません。

11インチの高品質ガラススクリーンを採用し、液晶輝度が従来比130%向上したことで、昼間の視認性は大幅に改善されています。夜間の後続車のライトによる眩しさも防止できるとされています。リア映像のズーム機能は搭載されていますが、ユーザーレビューによると拡大時に画質が荒くなるという報告があり、常用には課題がある可能性があります。全体的には良好な視認性を提供しますが、最上位機種のような「爆光」レベルの視認性には及ばない可能性があります。

駐車監視機能として、タイムプラスモードと衝突感知モード（Gセンサー連動）の2種類に対応しています。これにより、駐車中の衝撃や長時間の監視に対応できます。ただし、機能を利用するには専用の駐車監視ケーブルが別途必要であり、低電圧保護機能に関する明確な記載がないため、車両バッテリーへの配慮については注意が必要です。

GPSアンテナが付属しており、走行中の位置情報や速度を記録できます。Gセンサーによる衝撃検知機能も搭載されており、事故時の映像を自動ロックして保護します。HDR技術も採用されており、逆光や明暗差の激しい環境での白飛び・黒つぶれを抑制し、映像品質を向上させます。HEVC (H.265) コーデック採用により、高画質ながら効率的なデータ保存が可能です。WDRの記載はありませんが、HDRが搭載されているため、一定の明暗差補正は期待できます。

純正ミラー交換とバンド取り付けの両方に対応しており、多くの車種に柔軟に対応できます。Type-C電源の採用により、接続の安定性と利便性が向上しています。リアカメラは車内外どちらにも直接取り付け可能で、フロントカメラも伸縮するため、設置の自由度が高いです。ただし、配線をすっきりさせるための特別な工夫（例：コネクタ隠しや中継線集約）に関する詳細な記載は少なく、取り付け後の配線処理はユーザーの工夫に依存する可能性があります。

NikoMakuは5年間の販売履歴と累計4万台の販売実績があり、一定の市場実績を持つブランドです。1年間の保証期間と24時間対応サービスを提供しており、基本的なサポート体制は整っています。ただし、ファームウェアの定期的なアップデートや長期的な製品サポートに関する詳細な情報が不足しているため、大手メーカーと比較すると信頼性やアフターサービスの手厚さには差がある可能性があります。

19,800円という価格帯で、フロント4K録画、Type-C電源、純正ミラー交換対応、リアズーム機能、GPS付属など、多くの機能を搭載しており、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。特に純正ミラー交換対応は、この価格帯では珍しい特徴です。一部機能に制限や課題（リアズームの画質、駐車監視ケーブル別途必要など）はあるものの、全体として価格以上の価値を提供する製品です。