イトーキ ノートチェア KJ-187JVM1T1T1C

座面高さ調節、座面奥行調節、3Dアームレスト（高さ、角度、前後）といった基本的な調整機能は充実しており、様々な体型や作業姿勢に対応可能です。特に3Dアームレストは細かく調整できるため、腕や肩への負担を軽減します。ただし、ランバーサポート（腰椎サポート）については、スタッフレビューで「弱い」「存在を感じない」との意見があり、腰へのサポートを重視する方には物足りない可能性があります。この点が、より高度な調整機能を備えた製品との違いとなります。

背もたれはローバックタイプで、肩までのサポートは提供されません。背のフレームまで張地で包んだカジュアルなデザインで、メッシュ素材により通気性は確保されています。くるぶし支点のシンクロロッキング機能を搭載しており、背と座が連動して傾くことで自然な姿勢変化をサポートします。後傾角度は最大20°まで可能で、シートアングルストッパーにより好みの位置で固定できます。しかし、ヘッドレストがないため、首や頭を休ませたい場合には不向きです。

脚部や背ブラケットには強化ナイロン樹脂が使用されており、基本的な安定性は確保されています。製品重量は14.5kgで、オフィスチェアとしては標準的な重さです。キャスターはウレタン双輪で、スムーズな移動が可能と評価されています。メーカーによる3年保証が付帯しており、長期的な使用に対する安心感があります。ただし、一部のスタッフレビューでは肘掛けの左右のズレが指摘されており、製品の個体差や品質管理にばらつきがある可能性も考慮する必要があります。耐荷重については情報がありません。

アームレストは発泡ウレタン一体成型で、腕への当たりは比較的柔らかいと推測されます。上下120mm、天板回転30°（内15°、外15°）、天板前後50mmと、非常に細かく調整できる3D可動肘を採用しており、個々の体型や作業内容に合わせて最適なポジションを設定できます。これにより、腕や肩の疲労軽減に貢献します。しかし、スタッフレビューには「アームレストの向きがちょっと当たるだけで変わるのが不満」という意見もあり、固定力や操作感に改善の余地がある可能性も示唆されています。