アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 業務用シュレッダー マイクロクロスカット KP4HMSV-C ベージュ

本製品には、紙を投入口に入れるだけで自動的に細断を開始する「自動細断機能」に関する明確な記載はありません。一般的に、この機能はオートフィードシュレッダーに搭載されており、大量の書類をセットしておけば自動で細断を完了させることができます。本製品は手差しでの細断が基本となるため、一枚ずつ投入する必要があります。そのため、大量の書類を完全に自動で処理したい場合には、この機能がない点が考慮事項となります。

本製品には「ごみ捨てセンサー」が搭載されており、ダストボックスに細断くずがたまってくると自動で検知し、細断を停止します。この機能により、細断くずが溢れて周囲を汚したり、カッター刃にごみが巻き込まれて故障するのを防ぐことができます。また、ごみ捨てのタイミングを視覚的に知らせてくれる細断くず量確認窓も備わっており、ユーザーが適切なタイミングでごみ捨てを行うことをサポートします。これにより、シュレッダーを安全かつ清潔に保ちやすくなります。

本製品には「オートリバース機能」が搭載されています。これは、適正細断枚数以上の紙を投入したり、紙が斜めに投入されたりして紙詰まりが発生した場合に、自動的にカッターが逆回転して詰まった紙を押し戻す機能です。この機能により、紙詰まりによる機械の停止や故障を防ぎ、ユーザーが手動で紙を取り除く手間を省くことができます。作業の中断を最小限に抑え、スムーズな細断作業を継続できるため、非常に便利な安全機能と言えます。

本製品は「マイクロクロスカット」方式を採用しており、細断サイズは約2×11mmと非常に細かく紙を裁断します。これは一般的なクロスカット（約4×30mmなど）よりもさらに細かく、個人情報や機密書類のセキュリティレベルを最大限に高めることができます。細かく裁断された紙片は復元が極めて困難であり、情報漏洩のリスクを大幅に低減します。また、細かく裁断されることでダストボックス内の収容力も向上し、ごみ捨ての頻度を抑える効果も期待できます。

本製品は、紙の細断に特化しており、CDやDVD、クレジットカードなどのメディアを細断する機能は搭載されていません。そのため、これらのメディアを処分する際には、別途対応するシュレッダーや処分方法を検討する必要があります。主に紙の書類の細断を目的とするユーザーにとっては問題ありませんが、多様なメディアの処分も一台で済ませたい場合には、この点が考慮すべき制限となります。

本製品は「超静音シュレッダー」として設計されており、無負荷時の運転音は約45dBと非常に静かです。これは図書館内の騒音値（40dB）に近いレベルであり、シュレッダーが作動していても周囲の会話や作業の邪魔になりにくいことを意味します。オフィスやリビングなど、静かな環境での使用を想定している方にとって、この静音性は大きなメリットです。夜間や早朝に作業を行う際にも、周囲に配慮しながら安心して使用できます。ただし、細断時は66dBの運転音が発生するため、完全に無音ではありませんが、空転時の静かさは特筆すべき点です。