Dreame Dreame D10Plus

自動ゴミ収集機能を搭載しており、掃除完了後に自動でゴミを収集ステーションに移動させるため、ゴミ捨ての手間を大幅に削減できます。ステーションのダストボックス容量は2.5Lで、45日分のゴミを収集可能とされていますが、部屋の環境やゴミの量によって収集できる日数は変動します。頻繁なゴミ捨てが不要になるため、特に忙しい方やペットを飼っている家庭には便利な機能です。

水拭き機能は搭載されていますが、同時水拭き機能ではなく、吸引と水拭きを同時に行うタイプです。水拭きタンクは3段階の水量調整が可能で、床の汚れ具合に合わせて調整できます。ただし、モップの自動洗浄機能はないため、定期的なメンテナンスが必要です。最上位機種のような加圧式デュアル回転モップではないため、水拭き性能はやや劣ります。水拭きはあくまで補助的な機能として考えると良いでしょう。

高精度LDSレーザーセンサーを搭載しており、部屋の間取りを360°スキャンして、効率的な掃除ルートを計画します。暗い室内でも正確にマッピングできますが、最上位機種のようなAIを活用したマッピング機能と比較すると、精度や障害物回避能力はやや劣ります。複数階のマッピングにも対応していますが、フロアごとにマップを保存しておく必要があります。

スマートフォンアプリと連携することで、掃除の開始や停止、モードの変更、掃除履歴の確認などが可能です。アプリから、清掃エリアの指定や、バーチャルウォール/禁止エリアの設定もできます。また、Alexaと連携することで、音声操作も可能です。アプリの操作性は比較的良好ですが、一部設定項目が分かりにくいというレビューも見られます。外出先からの操作や、タイマー設定も可能です。

アプリで進入禁止エリアを設定できるため、掃除してほしくない場所や、ペットの餌場などを避けて掃除をさせることができます。これにより、ロボット掃除機が立ち往生したり、物を傷つけたりする心配を軽減できます。進入禁止エリアの設定は比較的簡単に行えますが、細かな調整は少し手間がかかるかもしれません。進入禁止エリアの設定は、掃除をより効率的に行うために重要な機能です。

カーペットを自動で認識して吸引力を調整する機能は搭載されていません。吸引力は4段階で調整可能ですが、手動で設定する必要があります。カーペットの種類や毛足の長さによっては、吸引力が足りない場合や、逆に強すぎる場合があるため、状況に応じて調整が必要です。自動吸引力調整機能がないため、床材に合わせて最適な掃除をするためには、ユーザー自身で設定を行う必要があります。