Sokani X100 RGB LED ビデオライト

このライトは、2800Kから10000Kまで、非常に広い範囲の色温度調整が可能です。これにより、夕暮れ時の温かみのある光から日中の太陽光、さらにはそれよりも青みがかった光まで、様々なシーンの光を忠実に再現できます。例えば、屋外の自然光に合わせて色温度を調整したり、動画の雰囲気を変えたい時に暖色系や寒色系に設定したりと、クリエイティブなライティングの幅が大きく広がります。無段階で細かく調整できるため、微妙なニュアンスも表現可能です。

Sokani X100 RGBは、単なる白色光だけでなく、赤・緑・青の光を組み合わせることで、約1670万色（360色相×100段階彩度）のフルカラー表現が可能です。これにより、背景を特定の色で照らしたり、被写体にカラフルな光を当ててユニークな演出をしたりと、映像表現の可能性が広がります。例えば、イベントの雰囲気作りや、クリエイティブなショート動画制作などで、このRGB機能が非常に役立ちます。

スマートフォンアプリ「SS LED video light」を使用することで、ライト本体に近づくことなく、離れた場所から明るさ、色温度、RGBカラー、特殊効果などをワイヤレスで操作できます。アプリは直感的で使いやすく、複数台のライトをグループ化して一括制御することも可能です。これにより、カメラマンが一人で撮影を行う場合や、ライトを複数設置して細かく調整したい場合に、作業効率が大幅に向上し、よりスムーズな撮影ワークフローを実現できます。

このライトは、NP-f970バッテリー（別売り）を電源として使用できますが、バッテリーは本体に内蔵されていません。そのため、ACアダプターなしで単独で点灯させるためには、別途NP-f970バッテリーを購入し、ライト本体に取り付ける必要があります。この機能により、電源のない屋外や、ケーブルの取り回しが難しい場所でも撮影が可能になりますが、バッテリー自体は内蔵されていないため、厳密には「内蔵ポータブル機能」とは異なります。

本製品には、雷、パトカーのサイレン、花火、ろうそくの灯りなど、合計10種類のプリセットされた特殊効果モードが搭載されています。これらのモードを選択するだけで、複雑な設定なしに、映像にドラマチックな効果や特定のシーンを簡単に再現できます。例えば、映画のような演出を加えたい場合や、動画に動きのあるエフェクトを加えたい場合に、この機能は非常に便利です。

このライトには、光を柔らかく拡散させるソフトボックスは本体に一体化されていません。しかし、標準的なBowensマウント規格に対応しているため、市販の様々なソフトボックスやディフューザーアクセサリーを簡単に装着できます。これにより、必要に応じて光の質を調整し、顔や被写体を柔らかく照らす自然な光を作り出すことが可能です。

スマートフォンアプリを使用することで、複数のSokani X100 RGBライトをグループ化し、明るさや色温度、その他の設定をまとめてワイヤレスで制御できます。アプリでは6グループ、12チャンネルまで対応しており、50m以上の制御範囲で操作可能です。これにより、スタジオ撮影やイベント会場など、複数の照明が必要な場面で、個別のライトを一つずつ設定する手間を省き、効率的かつ均一なライティングを実現できます。