AIRROBO AIRROBO P20 ロボット掃除機

本製品はAIRROBOアプリを通じて掃除経路のマッピング情報を確認できます。これにより、どこを掃除したか、どのくらいの面積を掃除したか、掃除に要した時間などを視覚的に把握することが可能です。しかし、このマッピング機能は部屋の形状を記憶して次回以降の掃除に活かしたり、アプリ上で特定のエリアを進入禁止に設定したりする高度な機能には対応していません。あくまで清掃履歴の確認に留まるため、より詳細な清掃エリアの管理を求める場合は注意が必要です。

本製品はAIRROBOアプリと連携し、スマートフォンから掃除の開始・停止、清掃モードの選択、スケジュールの設定、吸引力の調整、音声アナウンスの音量調節など、様々な操作が可能です。アプリとの連携は自動検索機能により約7秒で完了し、非常にスムーズです。また、Alexaにも対応しているため、音声アシスタントを通じて遠隔操作することもできます。外出先からでも手軽に掃除を指示できるため、利便性が高い機能です。

本製品は20mm以内の段差に対応しており、カーペットや敷居などの小さな段差であればスムーズに乗り越えて清掃を続けることができます。これにより、部屋の途中で止まってしまう心配が少なく、広範囲を中断なく掃除することが可能です。ただし、20mmを超える段差や、厚手のラグなどでは乗り越えられない場合があるため、事前に確認が必要です。一般的な家庭環境であれば、この機能により多くの場所をカバーできます。

本製品はアプリ上での進入禁止エリア設定機能には対応していません。特定の場所（ペットの餌場、子供のおもちゃスペース、壊れやすいものがある場所など）を掃除してほしくない場合、物理的な障害物（バーチャルウォールテープなど）を設置するか、事前に片付ける必要があります。この機能がないため、掃除の自由度や安全性において、上位機種と比較して制限があります。

本製品はバッテリー残量が少なくなると、自動的に充電ステーションに戻り、充電を開始する機能を搭載しています。これにより、ユーザーが手動で充電ドックに戻す手間が省け、常にロボット掃除機が次の清掃に備えている状態を保てます。掃除中にバッテリーが切れて停止する心配が少なく、広範囲の清掃でも安心して任せることができます。

本製品には自動ゴミ収集機能は搭載されていません。掃除が完了した後、ダストボックスに溜まったゴミはユーザーが手動で捨てる必要があります。ダストボックスの容量は600mlと比較的大きいため、頻繁にゴミ捨てをする必要はありませんが、自動でゴミを収集するステーションを持つ上位機種と比較すると、メンテナンスの手間がかかります。