バッファロー WEX-5400AX6/D [無線LAN中継機 Wi-Fi6 11ax/ac/n/a/g/b 4803+573Mb]

製品情報に明確な記載はありませんが、多くの無線LAN中継機に搭載されている一般的な機能であり、スタッフ評価にも設定に関する言及があるため、WPSボタンによる簡単設定に対応していると考えられます。親機と中継機のWPSボタンを押すだけでWi-Fi設定が完了するため、PCやスマホからの複雑な設定作業を避けたい方には便利な機能です。ただし、全ての親機や環境でスムーズに動作するとは限りません。

製品情報やスタッフ評価に、LEDランプの色や表示などで親機からの電波強度を示し、最適な設置場所選びをサポートする機能に関する記載がありませんでした。そのため、中継機をどこに置けば最も効果的に電波を拡張できるかを判断するには、手動で様々な場所に設置してスマートフォンのWi-Fi強度などを確認する必要があります。設置場所の最適化を手軽に行いたい方には不向きかもしれません。

接続しているデバイスに対して、電波状況やデバイスの対応状況に応じて中継機が自動的に最適な周波数帯（5GHzまたは2.4GHz）を選択して接続させるバンドステアリング機能に関する記載がありません。この機能がない場合、デバイスは特定のSSIDに接続する必要があり、ユーザーが状況に応じて手動で周波数帯を切り替える必要がある場合があります。これにより、電波干渉が多い場所では通信が不安定になる可能性があります。

Wi-Fi 6規格（IEEE 802.11ax）に対応しているため、複数の対応デバイスと同時に効率的に通信を行うことができるMU-MIMO機能を搭載していると考えられます。この機能により、家族がそれぞれ異なるデバイスで同時にインターネットに接続しても、それぞれの通信速度が低下しにくくなり、全体的な通信効率が向上します。ただし、この機能の効果を発揮するには、接続する親機ルーターや子機デバイスもMU-MIMOに対応している必要があります。

Wi-Fi 6規格（IEEE 802.11ax）に対応しているため、接続中の特定のデバイスの位置を検知し、そのデバイスに向けて集中的に電波を送信するビームフォーミング機能を搭載していると考えられます。この機能により、中継機から離れた場所にあるスマートフォンやタブレットなどに対しても電波がしっかりと届き、通信の安定性や速度の向上が期待できます。特に壁などの障害物が多い環境で効果を発揮しやすい機能です。

来客者向けに、自宅のメインネットワークとは別に一時的なWi-Fiネットワークを提供できるゲストSSID機能に関する記載がありません。この機能がない場合、来客者にWi-Fiを利用してもらう際には、メインネットワークのパスワードを教える必要があり、プライバシーやセキュリティの面で懸念が生じる可能性があります。自宅のネットワークを安全に保ちたい場合は、この機能は重要です。