Aputure LS 600d 撮影ライト

本製品は、2.4GHzワイヤレスリモコンと、Sidus Link Bluetoothアプリによるスマートフォンからの遠隔操作に対応しています。これにより、ライト本体に近づくことなく、明るさ、色温度（※本製品は昼光色固定）、照明効果などの設定を自由に変更できます。一人での撮影時や、被写体との距離がある場合でも、スムーズにライティング調整が可能となり、クリエイティブな作業効率を大幅に向上させます。

本製品は昼光バランス（5600K）のLEDライトであり、RGBフルカラー調整機能は搭載していません。そのため、赤、緑、青などの色を自由に組み合わせて様々な色を作り出すことはできません。色温度の調整も固定値（5600K）のみとなります。色を自由に変えたい場合は、別途カラーフィルターの使用が必要になります。

パパラッチ、花火、稲妻、故障した電球、テレビ、パルス、ストロボ、爆発といった8種類の照明効果が内蔵されています。これらのエフェクトは、映像にドラマチックなシーンや特殊効果を簡単に加えるために使用できます。複雑な設定なしに、ワンタッチで映画のような演出を実現できるため、クリエイティブな表現の幅を広げます。

本製品には冷却ファンが搭載されていますが、「静音」であるという具体的な記載はありません。プロフェッショナル向けの照明機器は一般的に冷却性能が重視されますが、音声収録が重要な場面での使用を検討する場合は、実際の動作音を確認することをお勧めします。長時間の連続使用でも安定したパフォーマンスを維持するために冷却は不可欠です。

CRI（演色評価指数）が96以上、TLCI（テレビ用照明一致度指数）も96以上と非常に高い数値を誇ります。これは、被写体の色を肉眼で見たまま、あるいはそれ以上に自然で正確に再現できることを意味します。特に肌の色合いや、衣服、小道具などの微妙な色合いを忠実に捉えることができるため、映像のリアリティを高め、ポストプロダクションでの色補正の手間を大幅に削減します。

DMX512に対応しているため、複数のLS 600dライトをDMXコンソールや対応するコントローラーで一元管理し、同期させて制御することが可能です。また、Sidus Linkアプリによる制御も、複数ライトの管理をサポートする可能性があります。これにより、大規模なスタジオセットアップでも、効率的かつ統一感のあるライティングを実現できます。

ACアダプターによる給電に加え、Vマウントやゴールドマウントバッテリー（別売り）に対応したデュアルバッテリープレートを備えています。さらに、48V DC入力もサポートしており、スタジオ内での安定した電源供給から、ロケーションでのバッテリー駆動まで、幅広い電源オプションに対応しています。これにより、場所を選ばずに柔軟な撮影が可能になります。