NEEWER 189cm プロビデオ三脚 TP75

本製品は、DJI RS2/RS3/RS3 PROジンバルと501PLクイックリリースプレートに対応したデュアルモードクイックリリースプレートを採用しています。これにより、カメラやジンバルの取り付け・取り外しが非常に迅速かつ簡単に行えます。特に、上部からプレートを直接押し込むだけでロックできる新構造は、従来の横からスライドさせる方式に比べてセットアップ時間を大幅に短縮し、撮影現場での効率性を高めます。三脚とジンバル撮影の切り替えもスムーズに行えるため、多様な撮影スタイルに対応可能です。

雲台にはバブルレベル（水準器）が付属しており、三脚を水平に設置する際に役立ちます。これにより、風景や建築物など、水平が重要な被写体を撮影する際に、構図の傾きを正確に調整することが可能です。特にビデオ撮影においては、パンやチルトを行う際に水平が保たれていることが非常に重要となるため、この機能は安定した映像を記録するために不可欠です。視覚的に水平を確認できるため、初心者でも簡単に正確なセットアップが行えます。

本製品には、脚の開脚角度を複数段階で調整できる機能に関する明確な記述がありません。中央のスプレッドレバーで脚を固定する方式のため、一般的な多段階開脚機能を持つ三脚のように、脚を大きく広げて超ローアングル撮影を行ったり、不整地で柔軟に設置したりする用途には適していません。主に通常の高さでの安定した設置を目的とした設計と考えられます。

本製品の仕様には、センターポールを反転させてカメラを低い位置にセットする機能に関する記述がありません。そのため、テーブル上の小物や料理を真上から撮影する俯瞰撮影や、地面すれすれの超ローアングルからの撮影には対応していません。これらの特殊なアングルでの撮影を頻繁に行う場合は、別途対応する三脚を検討する必要があります。

本製品は、三脚の脚を一本取り外して一脚として使用できる機能は搭載していません。そのため、三脚としての安定した設置が主な用途となります。動きのある被写体を追いかけながら手ブレを抑えたい場合や、狭い場所での機動性を求める場合には、別途一脚を用意するか、一脚分離機能を持つ他の三脚を検討する必要があります。

本製品には、センターポール下部などに重りを吊り下げて安定性を高めるためのフック機能は搭載されていません。強風下での屋外撮影や、非常に重い機材を搭載する際に、三脚の安定性をさらに向上させたい場合は、別途重りを使用するなどの工夫が必要になる可能性があります。