山善(YAMAZEN) 電気ケトル EGL-C1281(BB)

50℃から100℃まで1℃単位で細かく設定できます。緑茶や玉露、コーヒーなど、それぞれの飲み物に最適な温度で淹れることで、香りや味わいをより一層楽しめます。特に温度にこだわりたい方にとって、非常に有用な機能です。これにより、いつもの一杯が格段に美味しくなります。細かい設定ができるため、様々な種類の茶葉や豆に対応可能です。

設定した温度で約1時間お湯を保温できます。例えば、コーヒーを淹れた後、続けて紅茶を飲みたい場合など、再度加熱する手間が省けます。頻繁にお湯を使う方や、時間をかけてティータイムを楽しみたい場合に便利です。保温中は設定温度を維持し、使いたい時にすぐ温かいお湯が利用できます。

本製品には、水中のカルキ成分を意図的に除去する専用の機能は搭載されていません。日本の水道水は比較的軟水ですが、水質が気になる場合は、浄水器を通した水を使用するか、定期的なクエン酸洗浄を行うことをおすすめします。カルキ成分はミネラルの一部であり、体に害はありませんが、風味に影響を与えることがあります。

湯沸かし時には一般的な電気ケトルと同様に蒸気が発生します。蒸気をほとんど出さない「蒸気レス」機能は搭載されていませんので、設置場所を選ぶ際は、家具や壁からの距離を考慮し、換気の良い場所で使用することが望ましいです。湯気が出やすい場所や湿気を避けたい場所への設置には注意が必要です。

完全な転倒湯漏れ防止機能は明記されていません。ただし、電源プレートからケトル本体が外れた場合や、無操作状態が続いた場合に自動で電源がオフになるオートオフ機能は搭載されています。これにより、不意の事故によるリスクをある程度軽減します。傾けても全くお湯が漏れない構造ではありませんので、取り扱いには十分ご注意ください。

本製品は本体が熱くなりにくい二重構造ではありません。湯沸かし直後のケトル本体表面、特にステンレス部分は高温になりますので、火傷には十分ご注意ください。小さなお子様やペットがいるご家庭では、手の届かない場所に設置するなど、より慎重な取り扱いが必要です。触れる際は必ずハンドル部分を持つようにしてください。

お湯が設定温度に到達すると、自動で電源が切れる仕様です。ランプの点灯や消灯で運転状態は確認できますが、アラーム音などの明確な通知機能は記載されていません。電源が切れたかどうかを目視で確認する必要があります。他の作業をしながら待つ場合は、時間を気にする必要があります。