大橋産業(Ohashi Sangyo) 前後録画ドライブレコーダーミラーバルーチェ２ 5700

フロント・リアともに200万画素（1080P）の解像度で、日中の映像は鮮明に記録できます。フロントカメラにはSTARVIS、リアカメラにはLAVISTAという画像補正技術が搭載されており、夜間でも一定の視認性を確保します。ただし、フロント27.5fps、リア25fpsというフレームレートは、日本のLED信号機に対応しているものの、より滑らかな映像を求める場合は物足りなさを感じる可能性があります。また、一部のユーザーからは暗所での露出制御の不安定さが指摘されており、極端に暗い環境下では映像品質に課題が残る可能性があります。

10.88V型の全面液晶ディスプレイは、低反射ガラスを採用しており、日中の映り込みを抑え、クリアな視界を提供します。リヤカメラズーム機能により、ルームミラーに近い距離感で後方を確認できる点は利便性が高いです。しかし、スタッフ評価には「日中眩しくてデジタル画面が見づらい時は、通常のミラーモードにして使うと反射しなくて見やすい」というコメントや、「暗所での露出制御が荒ぶってハンチングを起こす」という指摘もあり、特定の条件下での視認性には改善の余地があると考えられます。

フロントカメラは対角136度、リアカメラは対角140度の視野角を持ち、一般的な走行状況において前方と後方の広範囲をカバーします。これにより、左右からの飛び出しや後方からの接近車両などを記録するのに役立ちます。映像の歪みに関する具体的な記載はありませんが、この価格帯の製品としては標準的な性能と言えるでしょう。より広範囲を歪みなく記録したい場合は、上位モデルの検討も視野に入れると良いでしょう。

駐車監視モードとして「衝撃監視録画」に対応しており、Gセンサーが衝撃を感知すると自動で録画を開始します。これにより、駐車中の当て逃げやいたずらなど、不測の事態が発生した際に証拠映像を残すことが可能です。常時録画や緊急録画モードも搭載されており、基本的な監視機能は充実しています。ただし、タイムラプス録画など、より長時間の監視に対応する機能の有無については情報が不足しています。

GPSを搭載しており、走行中の位置情報や速度を正確に記録できるため、事故発生時の状況把握に役立ちます。Gセンサーは衝撃を検知して自動で映像を保護し、HDR機能は逆光やトンネルの出入り口など、明暗差の大きい場所での白飛びや黒つぶれを軽減し、映像の視認性を向上させます。WDR機能に関する明確な記載はありませんが、主要な付加機能は網羅されており、証拠能力を高める上で重要な役割を果たします。

本製品はルームミラー型であり、既存のルームミラーに被せる形で比較的簡単に取り付けが可能です。スタッフの評価でも「取り付けも簡単」という声が複数見られます。配線に関する特別な工夫（例：コネクタ隠しやケーブル集約設計）についての詳細な記載はありませんが、一般的なミラー型ドラレコと同様に、配線を隠すための工夫は必要となるでしょう。DIYでの設置も十分可能ですが、よりスマートな配線を求める場合は別途工夫が必要になるかもしれません。