GODOX Godox SL60IID

Bluetoothに対応しており、Godox提供の専用スマートフォンアプリ「Godox Light」を使用して、ライトの電源オンオフ、明るさ調整（0-100%）、特殊エフェクトの選択などを遠隔で行うことができます。アプリを使うことで、ライト本体に触れることなく手元で設定変更ができるため、特にスタンドの高い位置に設置した場合や、撮影中に微調整を行いたい場合に非常に便利です。直感的なインターフェースで操作も簡単です。これにより、撮影の効率が向上し、よりスムーズなライティング調整が可能になります。

2.4GHzワイヤレス制御に対応しています。リモコンが付属しているかは不明ですが、ワイヤレス受信機能を内蔵しているため、対応するGodox製の2.4GHzワイヤレスリモコン（別売りの可能性あり）を使用することで、ライトを直接操作しなくても手元から基本的な設定（明るさなど）を変更できると考えられます。これにより、設置場所に縛られずに調整が可能となり、撮影の柔軟性が高まります。ワイヤレス制御は、特に単独でライトを複数使用する場合にも役立ちます。

付属の電源コードを使用してAC100V-240Vからの給電で動作します。外部バッテリーでの駆動に関する仕様の記載はありません。そのため、バッテリー駆動はできない可能性が高く、コンセントが利用可能な場所でのみ使用が可能です。屋外や電源の確保が難しい場所での使用を想定している場合は、この点は大きな制限となります。スタジオや屋内の固定した場所での撮影が主な用途となるでしょう。別途バッテリーアダプターなどが存在する可能性はありますが、標準機能としては含まれていないと考えられます。

8種類の特殊ライティング効果（FXエフェクト）を内蔵しています。フラッシュ1/2/3、ストーム1/2/3、テレビ、壊れた電球といった効果があり、これらを使用することで、映像制作においてシーンに合わせたリアルな光の演出を手軽に加えることができます。例えば、ニュース番組のセットのようにテレビの光の揺らぎを再現したり、ホラーシーンで壊れた電球の点滅をシミュレートしたりすることが可能です。これらの効果は本体操作パネルやアプリから選択・調整できます。

仕様には「より静かな環境を提供するためにはるかに静か」との記載があり、静音性に配慮した設計がされています。高出力のLEDライトは冷却ファンが必要ですが、この製品はファンノイズを抑える工夫がされていると考えられます。動画撮影時にライトの動作音がマイクに入り込むリスクを低減しており、音声収録を伴う撮影でも比較的使いやすいでしょう。ただし、完全に無音ではありませんので、極めてシビアな録音環境ではファンノイズのレベルを確認することをおすすめします。静音性は動画クリエイターにとって重要なポイントです。

本体操作パネルや2.4GHzワイヤレス、Bluetoothによる制御に対応していますが、複数のライトをグループ化して一括または個別に制御する機能についての明確な記載はありません。Godox Lightアプリの機能として複数台管理が可能な場合もありますが、本製品の仕様情報からはその対応を確定できません。したがって、この機能が必要な場合は、事前にメーカーや販売店に確認することをおすすめします。複数台ライティングを効率的に行いたいプロフェッショナルにとっては、重要な確認事項となります。