SwitchBot ロボット掃除機 K10+

K10+には自動ゴミ収集機能が搭載されており、掃除後にロボット掃除機が自動でゴミを収集ステーションに運びます。これにより、ユーザーは頻繁にダストボックスを空にする手間が省けます。特に、ペットを飼っている家庭や、アレルギー体質の方にとって、この機能は非常に便利です。収集ステーションの容量は4Lで、最大70日間分のゴミを溜めておくことができます。ただし、ゴミ収集時の音はやや大きめです。

K10+は水拭き機能を搭載していますが、自動モップ洗浄機能は搭載されていません。水拭きを行う際は、使い捨ての床拭きシートを使用する必要があります。これにより、モップを洗う手間は省けますが、ランニングコストがかかります。また、常に清潔なモップを使用できるわけではありません。水拭き機能は、フローリングなどの硬い床面を掃除する際に役立ちますが、本格的な水拭きを求める場合は、別途モップやフロアワイパーを使用する必要があります。

K10+は、専用アプリを通じて進入禁止エリアを設定できます。これにより、ロボット掃除機が特定の場所（例：ペットの餌場、デリケートな家具の周辺）に立ち入るのを防ぐことができます。進入禁止エリアの設定は、アプリ上で簡単に行えます。また、バーチャルウォール機能を使用することで、物理的な境界線がなくても、進入禁止エリアを設定できます。この機能は、小さなお子様やペットがいる家庭にとって、非常に便利です。

K10+は、高性能レーザーSLAMを搭載しており、部屋のマップを作成し、効率的な掃除ルートを計画します。ただし、複数のマップを記憶する機能はありません。そのため、複数の階がある家や、間取りが大きく異なる部屋がある場合は、毎回マッピングを行う必要があります。複数マップ記憶機能がないため、各部屋に合わせた詳細な設定はできませんが、基本的な掃除は問題なく行えます。

K10+は、掃除中にバッテリー残量が少なくなると、自動的に充電ステーションに戻り、充電を開始します。充電が完了すると、中断した場所から掃除を再開します。これにより、広い部屋でも、途中で充電切れになる心配なく、最後まで掃除を完了させることができます。自動充電・再開機能は、特に広い家や、複数の部屋を掃除する場合に便利です。

K10+は、スマートフォンアプリと連携することで、様々な機能を利用できます。外出先から掃除を開始したり、掃除のスケジュールを設定したり、掃除の状況をリアルタイムで確認したりすることができます。また、アプリを通じて、掃除機の状態やエラー情報を確認することも可能です。アプリの操作は比較的簡単ですが、一部のユーザーからは、設定が少し複雑であるという意見もあります。しかし、全体的には、アプリ連携機能は、ロボット掃除機をより便利に活用するために、不可欠な要素と言えます。