GODOX SL200IIIBi 撮影LEDライト

2800Kから6500Kまでの範囲で色温度を調整できます。これは一般的な照明環境の色温度をカバーしており、屋内や屋外、タングステン光やデイライトなど、様々な状況に合わせて白色光の色味を調整可能です。幅広いシーンでの対応力があり、自然な色合いでの撮影をサポートします。上位モデルと比較すると調整範囲はやや狭めですが、多くの用途には十分な機能です。

FXモードとして9種類の特殊効果を搭載しています。雷、花火、パトカー、テレビなど、様々な光のパターンをシミュレーションして再現できます。これにより、動画撮影時にリアルな環境光や演出効果を手軽に追加できます。特別な機材や複雑な設定なしに、映像表現の幅を広げることが可能です。クリエイティブな演出に役立つ機能と言えます。

Bluetoothによる「Godox Light」アプリ制御（約30m範囲）と、2.4GHzによるリモコン制御（約50m範囲）に対応しています。本体から離れた場所からでも、スマートフォンやリモコンで明るさや色温度、エフェクトなどの設定を調整できます。ライトを高い位置に設置した場合や、複数台のライトをまとめて操作したい場合に非常に便利で、撮影効率が向上します。制御性は高いです。

商品の情報を見る限り、ACアダプターによる電源供給が前提となっており、バッテリー駆動に関する記述がありません。そのため、基本的には電源コンセントが利用できる場所での使用に限定されると考えられます。屋外や電源確保が難しい場所での撮影には適していません。携帯性や使用場所の自由度はAC駆動のみのライトとしては標準的です。

ファン内蔵のアクティブ冷却方式ですが、「静音モード」ボタンによりファンを停止させ、ファンノイズ無しでの運用が可能です。これは音声収録において非常に大きなメリットとなります。ただし、ファン停止中は発熱を抑えるために最大出力が制限されたり、長時間の連続使用が難しくなったりする可能性があります。完全に無音で運用できる点は特筆に値しますが、その際の性能的なトレードオフについては確認が必要です。

本製品は2800Kから6500Kの範囲で色温度を調整できるバイカラーライトであり、RGBやHSIといったフルカラーでの照射機能は搭載していません。白色光の色味調整には対応していますが、赤、緑、青などの特定の色を作り出すことはできません。背景の色付けや特定のムード演出など、カラー照明を必要とする用途には不向きです。白色光のみで十分なユーザー向けの製品です。

Godox Lightアプリや2.4GHzリモコンを使用することで、複数の対応ライトをグループ化してまとめて制御することが可能です。これにより、複雑な照明セットアップを組む際にも、個別に設定する手間なく、全体のバランスを見ながら効率的に調整できます。多灯ライティングを行うユーザーにとって便利な機能です。スタジオ撮影などで複数台を使用する際に役立ちます。